自分のキャリアを支援する「マイ取締役」任命のすすめ

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営利・非営利の組織には取締役会や理事会があり、組織運営を監督し、意思決定を支援している。ならば、個人も同じように「マイ取締役会」を持つべきではないだろうか?

自分の取締役会をつくれば、仕事で生じる行き詰まりや無力感、不満を防ぐことができる。取締役には、自分を励まし、チャレンジ精神を促し、仕事上の新たな高みへ上ることを支援してくれる人々がなるべきだ。

自分の取締役となる人々を集めることは、ただ流れに身を任せるのではなく、自分のキャリアを自分でコントロールしたいという気持ちを反映したものとなる。それに、自分がどんな人々に囲まれているかは重要だ。では、どんな人を取締役として任命すべきなのだろうか。

まずは、最低でも5人を選ぼう。選ぶべき人の例を以下に挙げる。

・直属の上司
・同じ会社ではないが似た業界にいて、意思決定権を持っている人
・似た業界にいて、自分と同じレベルの地位にいる人
・自分が社会人になってからの全期間、あるいはほぼ全期間つながりがある人
・自分の会社で、直属の上司よりも上の立場にいる人
・仕事上で尊敬する人(仕事上の「憧れの人」)

さらに個人の取締役は、以下のような人であるべきだ。

・自分の考えに疑問を呈し、反対意見を言える
・自分を励ましてくれる
・自分の価値観、野心、欲求を再認識させ、地に足をつけさせてくれる
・自分の強みを明確にしてくれる
・互いや自分からさまざまな考え方を引き出してくれる
・信頼できる

「マイ取締役会」を活用し、そのメンバーと定期的にコミュニケーションを取ることで、キャリアアップを加速できるだろう。これを通じ、仕事上のチャンスを広げよう。

編集=遠藤宗生

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