キャリアで幸運をつかむ5つのコツ

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3. 良い仕事をする


次の機会を模索しているときには、あなたの過去や現在のパフォーマンスがじっくり吟味され、それが根本的に今後の見通しを形成する。

夫が別の国に転勤になったことを知った女性の例を挙げる。この家族は引っ越し決め、彼女は現在の役割を諦めて新たなものを探さなければならなかった。しかし彼女は、現在の雇用主であるグローバル企業で働き続けることを望んだ。

彼女は素晴らしい業績を収め人間関係も良好だったため、引っ越し先の地域のリーダーと連絡を取ることができ、彼女のための職務が用意された。彼女はこれを幸運のおかげと言うこともできたが、これは彼女の強固な実績に基づく評判や信頼がもたらした結果だった。

現在の仕事が理想的な仕事ではなくても、良い成績を出せば必ず未来の仕事をつかむ効果的な投資ができる。こうして、次の機会を手に入れるための幸運ももたらされる。

4. 柔軟性を持つ


転職の必要があるのに、ぴったりの仕事が現れないときもあるかもしれない。その場合は、その時点で選べるものを選び、そこから前進しよう。

自分の能力よりはるかに低いものや企業文化が合わないもの、気持ちよく働けないものに妥協する必要はないが、その役割が適切である場合や、妥協が必要な部分が自分にとって重要なことではない場合、理想的ではない仕事も受け入れることが、正当かつ賢い動きかもしれない。

既に仕事がある状態の方が、当然次の仕事は見つけやすい。現実世界では、住宅ローンを返済し食べ物を食卓に並べるため、大半の人が雇用を必要としている。

そのため、最後のステップではなくとも次のステップを踏むこと。その仕事からも学びがあることを理解し、自分には成長し前進する力があると信じよう。

また、パートナーや家族に対して柔軟性を持つこと。仕事が優先の場合もあれば、家族が優先のときもある。パートナーシップの最も良い状態は、キャリアの浮き沈みを認める場合だ。パートナーが仕事を優先するときは柔軟に対応し、自分のキャリアを発展させるときには固い決意で臨もう。

5. 勇気を持つ


キャリアの進展には多くの場合、執着を手放しリスクを受け入れることが必要だ。重要な業務を割り当てられたり、新しい素敵な仕事に転職したりするためには、危ない橋を渡ることが必要だ。

機会とそれに伴う要素を賢明に評価し、自分や将来にとって正しい選択かどうかを入念に見極めよう。そうと決めたら支援を集め、思い切って実行し、未来の下地を作るような決断を下そう。

ほとんどの場合、幸運はそもそも幸運ではない。努力をし、素晴らしい仕事をして、次の新たな仕事の機会に向けて柔軟に考えよう。その過程で、自分が達成したことを功績として受け入れ、今後の方向性について自信を持つこと。今は探索に最適な時だ。先手を打って行動し、前向きに前進させてくれるような人間関係を構築すること。

翻訳・編集=出田静

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