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2022.04.15

ビットコインが4万ドル割れの一方、「ジリカ」が12%の急騰

oumjeab / Shutterstock.com

ビットコインの価格は4月14日に4万ドルを割り込み、イーサや他の主要な暗号通貨も下落が続いている。市場全体の時価総額は、14日正午現在で前日比2.26%マイナスの1兆8300億ドル(約230兆円)となっている。

投資プラットフォームSingularityDAOのCEOのMarcello Mariは、暗号通貨の価格が引き続き、S&Pやナスダックとの相関関係を維持し、当面の間は一定の値幅で価格が推移するレンジ相場になると考えている。「この市場だけに影響を与える材料が浮上するまで、相場が独立して動くとは思えない」とMariは述べた。

フォーブスのリストに掲載された暗号通貨の中で、現在の値上がり率のトップは、「シャーディング」を初期に導入したことで知られるZilliqa(ジリカ)というコインだ。2017年にリリースされたZilliqaは、シャードと呼ばれるグループにデータを分割し、スケーラビリティを向上させるシャーディング技術で処理能力を高めている。

14日に新たなビジョンを発表したZilliqaの価格は、24時間で12.36%急騰した。

イーロン・マスクのお気に入りのドージコイン(DOGE)は、2.4%という小幅な上昇ではあるが、他のほとんどの暗号通貨を上回る上昇率を記録した。ドージコインの価格は、マスクがツイッターを430億ドルで買収すると宣言したことを受けて上昇した。

一方、ドージコインのライバルとされるシバイヌコイン(SHIB)は遅れをとっており、ここ1日で1.97%下落した。このコインは、12日にロビンフッドのプラットフォームに掲載されたことで、20%以上も急騰していた。ロビンフッドは、ソラナ(SOL)、ポリゴン(MATIC)、コンパウンド(COMP)の取り扱いも開始した。

編集=上田裕資

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