ビジネス

2022.04.14 14:30

リモートワークで組織運営をスムーズにする4つのサービス


Paild


https://www.paild.io/

経費の処理や精算は関わる人全員にとって面倒なものです。多くの場合、社員がまずは自費で経費を立て替え、後から精算してもらうために領収書を会社に提出しなければなりません。一方で、リモートワークの普及とともに、社員が負担する費用が明らかに増えました。しかしそこで会社が社員に事務用品や備品、食事代などを支給しようと思っても、それに伴う領収書の受領や精算などの事務的なコストの増加が、全員にとって非常に大きな負担となってしまうのが現状です。

しかし「paild」を使えば、拍子抜けするほど簡単に全社員の法人カードを発行できます。リアルカードだけではなくバーチャルカードも発行可能で、カードの発行には実質30秒もかかりません。また、月額予算を社員一人ひとりに設定できたり、経費をタグ付けして分類したり、即座にカードを停止することなどが、全てを1つのダッシュボードで行えます。自費による立て替えをなくし、全ての経費を簡単に管理できるようにするワンストップ・ソリューションなのです。

Toaster


https://toaster.how/

出社して同じ場所で働いていると、多くの情報が自然と共有されるものです。新しい健康保険制度について誰かが話しているのを偶然耳にするかもしれません。人事部への有給の申請方法について隣のデスクの人に聞くこともあるでしょう。プリンターの操作に苦戦していたら、通りかかった誰かが使い方を教えてくれるかもしれません。

しかしリモートワークでは、このようなコミュニケーションの機会の多くが失われてしまいます。そのため、全員が情報や理解を共有できるような、詳細かつわかりやすいマニュアルや書類の作成がなおさら重要になるのです。Toasterはそのようなマニュアルを文書だけではなく動画や音声であっても驚くほど簡単に作成できるサービスを提供しています。個人的に使ったことがあるSaaSの中でも、直感的な使いやすさではかなり上位に入るプロダクトだと感じましたので、ぜひ一度体験してみてほしいです。


新型コロナウイルスがパンデミックから恒常的なエンデミックへと変化する中、徐々に出社する社員の数が戻りはじめている企業でさえもハイブリッドな勤務体制を維持し、特定の社員や曜日、時間帯をリモートに割り当てています。ウイルスがあってもなくても、私たちの働き方が永久的に変わってしまったことはもはや疑いようがありません。Coral Capitalでも、この新しいパラダイムを支えるソリューションに今後も投資し続け、誰もがより快適に働けるよう積極的に貢献していきます。

連載:VCのインサイト
過去記事はこちら>>

文=James Riney

ForbesBrandVoice

人気記事