テクノロジー

2022.04.13 07:00

アップルがデュアルUSB充電器発売へ、年内300万個の見通し

Photo by Feline Lim / Getty Images

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アップルが今年発売するiPhone 14に関しては、すでにさまざまなリーク情報が報じられているが、同社は待望のアップグレードの中身を誤って開示してしまった模様だ。
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4月8日の9to5Macの記事によると、アップルはiPhoneやiPadを高速充電しながらアップルウォッチなどを充電可能にするデュアルUSB-Cポート搭載の電源アダプタのドキュメントを誤ってウェブサイトに掲載したという。

「35WのデュアルUSB-Cポート電源アダプタとUSB-Cケーブルを使用してデバイスを充電してください」と、そのドキュメントには記載されていた。この新しい充電器は、DC5V/3AとDC9V/3A、DC15V/2.33A、DC20V/1.75Aの4種類の充電モードに対応し、合計出力は35Wとされている。

アップルはこれまで、2ポートを備えた電源アダプタを発売したことはなく、この製品が初めてとなる。また、この充電器は、GaN技術を採用することで大幅な小型化も期待されている。
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iPhoneの高速充電への対応は、以前から噂されてたものの、実現されないままだった。競合のアンドロイド端末が、最大120Wの出力で20分以内のフル充電を実現する中、アップルはようやくこのゲームに参入しようとしている。

著名アナリストのミンチー・クオも9日、新たな充電器の詳細に言及した。クオによると、新たな充電器のパーツが「大量生産に近づいている」とのことで、アップルは年内に最大300万ユニットの出荷を予想しているという。同社がこれだけのボリュームを見込むということは、アップルファンが納得するようなイノベーションが搭載されていると考えて間違いないだろう。

クオは、3月にこの充電器の登場を予告し、それがGaN技術を搭載するものになると述べていた。アップルはすでに、MacBook Pro用のGaN充電器をリリースしているが、それと同じ変化がiPhoneにもやってくることになる。

アップルは2020年のiPhone 12から充電器の同梱を廃止しており、今回の電源アダプタも決して安価なものにはならないだろう。しかし、アップルファンたちは追加のコストを惜しまず、この充電器に飛びつくはずだ。

翻訳=上田裕資

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