コレクションは「NFTビリオネア」と呼ばれる一連の仮想投資家からなり、それぞれが膨大な仮想ポートフォリオを保有。ニューヨーク証券取引所での現実の値動きに基づいて保有資産額が計算される。各NFTビリオネアは魅力的な趣味や奇抜なアクセサリーを持ち、フォーブスが日々更新する「バーチャルNFTビリオネア番付」でランク付けされる。
フォーブスは大手暗号資産(仮想通貨)取引所FTXと提携し、13日にERC-721トークンを立ち上げる。NFTビリオネアコレクションは、11日からフォーブス購読者に向けた先行販売を開始。当初は100人のNFTビリオネアが発行され、完売後はERC-721トークン取引所に売りに出されるものが購入可能となる。
フォーブスは昨年4月、メディア業界で初めて表紙をNFT化。ウィンクルボス兄弟を起用した表紙を「メタバースの商人たち」と題したデジタルアートとしてオークションに掛け、33万3333ドル(約4200万円)で売却した。今年3月には、初の「デジタル資産・Web3サミット」も開催している。
フォーブスのワジム・スピツキー最高技術責任者(CTO)は、NFTビリオネアコレクションの立ち上げにより、同誌が「メタバースでの立ち位置を確固たるものとする」と説明している。