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2022.04.15

「エプソンスクエア丸の内」がリニューアルオープン! ギャラリー特別企画展「熱で揺らぐ地球 -気候変動と未来- 」でエプソンが訴える環境への取り組みの重要性

エプソンスクエア丸の内で開催のギャラリー特別企画展「熱で揺らぐ地球 -気候変動と未来- 」(会期2022年3月24日[木]~ 4月26日[火])を記念し、エプソン販売・販売推進本部マーケティング企画推進部部長の大澤洋一と日経ナショナル ジオグラフィック・社長補佐の戸田顕司によるトークイベントが行われた。その模様の一部をお伝えする。


エプソンは2022年3月24日、社会課題解決に向けた顧客との共創の場として、ショールームエプソンスクエア丸の内をリニューアルオープンした。

エプソンスクエア丸の内は、商品やサービスのリアルな体験・体感を通じてソリューションを提案する場として、2019年5月にオープン。しかし2021年の長期ビジョン「Epson 25 Renewed」の策定を機に、環境への取り組みなどより具体的な社会課題解決に向けた発信を行い、顧客やパートナーと課題解決を図る共創の場とするためにこの度リニューアルオープンの運びとなった。

リニューアルオープンに合わせ、エプソンスクエア丸の内に併設されたギャラリー展示スペースでは特別企画展「熱で揺らぐ地球 -気候変動と未来- 」を開催。日経ナショナル ジオグラフィック社が所有する写真を通じ、変化する地球を視覚的に訴え、気候変動が地球環境にもたらす現実を直視してもらうことが狙いだ。

特別企画展の開催を記念し、エプソン販売・販売推進本部マーケティング企画推進部部長の大澤洋一が日経ナショナル ジオグラフィック・社長補佐の戸田顕司を迎え、トークイベントを行った。


大澤洋一|エプソン販売・販売推進本部マーケティング企画推進部部長


戸田顕司|日経ナショナル ジオグラフィック・社長補佐

加速する気候変動、環境対策は待ったなし


大澤は冒頭、エプソンスクエア丸の内のリニューアルの概要と特別企画展の狙いについて説明した。

「エプソングループでは、取り組むべき重要活動を『環境』『DX』『共創』と定めており、なかでも環境については特に重要な取り組みとしてリニューアルに反映しています。お客様にもそのような当社の考えを少しでも知っていただきたいと考え、リニューアルオープンを飾る写真展では『写真の力で温暖化を克服する未来を考えるきっかけ』となる特別企画展を開催しました。日経ナショナル ジオグラフィック社様の豊富なコンテンツをお借りし、それを当社の強みであるインクジェットプリンターで出力したコラボ企画となっています。また、少しでも多くのお客様にこの写真展を見ていただき、地球の未来を考えていただきたいとの想いから、このトークイベントの開催に至りました」

続いて戸田は、特別企画展に展示されている29作品のなかからいくつかをピックアップし解説した。戸田がまず紹介したのは、南極半島に生息するアデリーペンギンのひなが、泥まみれの体を振って水を飛ばそうとしている写真だ。

「水気をはじく羽毛がまだ少ないひなは、濡れたまま風に当たると体温を奪われ、凍死してしまいます。南極半島西部の冬の気温は、観測が始まった1950年代から5℃以上も上昇しています。世界で最も乾燥した場所だったのが、温暖化で海水が蒸発するようになり、雪や雨が降るようになりました」

気候変動により、ひなの凍死リスクが高まっているというのだ。1904年にはアデリーペンギンの大群がいたという記録が残っているが、2018年時点で巣は6カ所しかなく、90%以上が消失してしまったという。この作品は、温暖化が動物界にもたらす影響を物語っている。


PHOTOGRAPH BY CRISTINA MITTERMEIER, NATIONAL GEOGRAPHIC

温暖化がもたらす影響に対し、人間にはなすすべがないのだろうか。同企画展では、希望を示す写真も展示された。

「こちらは、釧路市丹頂鶴自然公園にたたずむタンチョウの親子です。この自然公園は、タンチョウの保護増殖のために1959年に開園して以来、自然繁殖や人工繁殖に取り組み、多くのひなの成長を見守ってきました。一時は日本で絶滅したと考えられていたタンチョウですが、大正時代に釧路地方で十数羽が確認され、戦後に保護活動が活発化。いまでは生息数も増えています」(戸田)


PHOTOGRAPH BY HIROTO FUKUDA, NATIONAL GEOGRAPHIC JAPANESE EDITION

自然環境を改善することは不可能ではないのだ。大澤は、いまこそ行動を起こすべきであると強調する。

「普段の生活では、いま世界でここまで地球温暖化が進んでいることを知るのは難しいのではないかと思います。しかし、このような写真を実際に目の当たりにすると、本当に早急な環境対策が必要なのだと改めて実感します」

エプソンは1988年にフロンレス宣言を行い、93年に全世界で達成するなど、早くから環境への取り組みを積極的に行ってきた。大澤は、そうした流れのなかで2021年に改定した「環境ビジョン2050」について説明した。

「2050年までに『カーボンマイナス』『地下資源消費ゼロ』を達成することを目標に掲げ、それに向け具体的な取り組みを進めています。まず商品の製造工程において、再生可能エネルギーの活用や製品の小型軽量化/再生材活用などにより、『脱炭素』『資源循環』に取り組んでいます。また、低消費電力化や長寿命化など、『お客様のもとでの環境負荷低減』につながる商品やサービスを提供したり、新たな『環境技術開発』に取り組んだりしています」

※原油、金属などの枯渇性資源

『お客様のもとでの環境負荷低減』について、エプソンはインクジェットプリンターと乾式オフィス製紙機「ペーパーラボ」の導入により、使用済み用紙から新たな紙を再生することでオフィス内での紙循環を実現する、「環境配慮型オフィス」の提案を行っている。しかもそれをただ提案するだけでなく、自社でも実践している。


乾式オフィス製紙機「ペーパーラボ」

「エプソンはプリンターを販売している企業ですが、本当に必要な場合以外の印刷を極力控え、グループ全体で紙を削減する活動に取り組んでいます。必要な印刷についても、ペーパーラボで再生された紙を繰り返し利用するようにしています。2019年7月~2022年2月に新宿オフィスでは、324万枚もの紙が新たな紙として再生されました。これはCO2換算では11.61tの削減にもつながる、非常にインパクトのある取り組みです」(大澤)

※換算方法は、https://www.epson.jp/products/environment/office/にてご確認ください。数値は月次で更新されます。

今回の特別企画展におけるエプソンの環境への取り組みを戸田はこう称賛する。

「私たちの写真は雑誌を通して見ることができますが、大きく印刷していただくと迫力が違いますし、印刷技術の高さを感じました。と同時に、写真の展示に再生可能なアルミや段ボールを使用したり、ペーパーラボで再生した紙を使用したりと非常に環境に配慮しておられ、エプソンさんの本気度を感じました」

最後にふたりは、企業が果たすべき責任や今後のビジョンについて語り合った。戸田は、自社で展開する媒体を通じて人々の意識づけに貢献していきたいと意気込む。

「『優れた研究や探検を通じて、私たちの暮らす地球についての知識を深めていく』。これが私たちの使命です。自然は偉大で、まだまだわからないことばかりです。日経ナショナル ジオグラフィック社の写真を通じて驚きと発見を楽しんでいただくと同時に、自分が何をしなければいけないのか、何ができるのかを一人ひとりが考えるきっかけになれば幸いです」

大澤は、エプソンが社会課題の解決を推進することで明るい未来をつくり上げるという決意を表明した。

「エプソンでは、『持続可能でこころ豊かな社会を実現する』ことをありたい姿としています。こころ豊かな社会とは、社会を取り巻く課題が解決に向かって動いており、かつ持続可能な社会であることが前提でなければなりません。したがって、エプソンはいい商品をつくるだけでなく、私たちの技術・サービス・商品により、社会課題解決のために何ができるかという発想でビジネスを展開しています。エプソンはこれからもそれらを通じて社会課題を解決し、明るい未来を築いていきたいと考えています」

提案だけでなく、顧客・パートナーとの共創で環境課題を解決


エプソンは社会課題のなかでも特に「環境負荷低減」を重視している。リニューアルしたエプソンスクエア丸の内には、環境対策に取り組むための提案がたくさん盛り込まれている。

例えば、社内のレーザープリンターをインクジェットプリンターに替えるだけでも消費電力の削減や、環境負荷の低減につながるが、実際に顧客の出力環境での電力使用量、CO2排出量を可視化するなどのお手伝いも可能だ。エプソンスクエア丸の内では、顧客がこうした具体的な提案を聞くことができるのだ。


エプソンスクエア丸の内では、プリンター方式の違いによる印刷時の熱量比較や、CO2排出量の違いなどが体験できる

また大澤は、エプソンスクエア丸の内で多くの顧客と会話するなかで、顧客の環境意識の高まりを強く感じる一方で、具体的な取り組みや何から始めるべきなのか困っている顧客もまだまだ多いとも感じている。

「プリンターは一例ですが、新しいエプソンスクエア丸の内ではオフィスで働くお客様を始め、製造業に携わるお客様にも、環境貢献につながる取り組みをご紹介します。また当社からの一方的なご紹介だけでなく、お客様のお悩みをお伺いしながら、解決に向けた取り組みを皆様と共に考えていきたいと思っています。ぜひお悩みを抱えていらっしゃるお客様にお立ち寄りいただければと思います」(大澤)

特別企画展「熱で揺らぐ地球 -気候変動と未来- 」では、「崩壊する氷の大陸」「加熱する世界」「生命の輝きと人々の営み」の3つのテーマに29の作品が展示されている。開催は4月26日までで、入場は無料だ。
>>詳細はこちら


特別企画展「熱で揺らぐ地球 -気候変動と未来- 」展示風景



エプソンスクエア丸の内
住所:東京都千代田区丸の内3-4-1新国際ビル1F

各企業やパートナーとともに、新しいビジネスを共創していく場としてリニューアルオープン。エプソンが取り組む社会課題の事例や共創のもとになる技術を体感できるイノベーションエリアを新設し、ビジネスのヒントが見つかる場所として生まれ変わった。写真家の作品展を行うエプサイトギャラリーもかわらず併設している。

https://www.epson.jp/showroom/marunouchi/


おおさわ・よういち◎エプソン販売・販売推進本部マーケティング企画推進部部長。国内のマーケティング、プロモーションを担当するほか、エプソンスクエア丸の内の企画・運営にも携わっている。

とだ・けんじ◎日経ナショナル ジオグラフィック・社長補佐。1991年、日経BP入社。『日経ビジネス』副編集長、『日経レストラン」編集長などを経て2022年1月より現職。著書に『吉野家 安部修仁 逆境の経営学』(日経BP)などがある。

Promoted by エプソン販売 / text by 大橋史彦 / photographs by 三木匡宏 / edit by 髙城昭夫

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