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2022.04.04 12:00

中国EV最大手のBYDが四半期29万台を販売、前年の4倍に

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中国の深圳に本社を置くEVメーカーで、バッテリー事業も手がけるBYDは、3月の新エネルギー車の販売台数が、10万4878台に増加したと発表した。この数値は、前年同期の2万421台の4倍以上だ。

新エネルギー車は、ハイブリット車(HV)を含まない電気自動車(EV)の総称で、中国政府はEVとプラグインハイブリッド車(PHV)、燃料電池車(FCV)を新エネルギー車(NEV)に区分している。

BYDは、ウォーレン・バフェットのバークシャー・ハサウェイの出資を受けている。同社の2022年第1四半期の新エネルギー車の販売台数は28万6329台で、前年同期の5万4751台から、423%の増加になったと発表した。

世界最大の自動車市場である中国では、新エネ車の販売が好調で、アリババが出資するシャオペン(XPeng)や、テンセントが出資するNIO、バイトダンスが出資するLi Auto(理想汽車)の3社はそろって3月及び第1四半期の納車台数が大幅に増加したと発表している。

BYDの事業は、競合企業よりも多角的で、同社は携帯電話の部品や太陽光発電パネルも製造している。BYDの顧客にはデル、アップル、シャオミ、ファーウェイが含まれる。

BYDは先週、2021年の純利益が前年比28%減の30億元(約4億7800万ドル)になったと発表した。売上高は37.7%増の2113億元で、そのうち自動車部門の売上が33.8%増の1096億元、携帯電話部品や組み立てサービスなどの部門は44.1%増の855億元だった。

2021年の総収入の約30%は国際市場からのもので、2020年の38%から減少した。

バークシャー・ハサウェイはBYDの株式の7.7%を保有している。フォーブスは、BYDの王伝福会長の保有資産を199億ドルと試算している。

編集=上田 裕資

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