キャリア・教育

2022.04.05 10:00

多くのグレートリーダーに共通する「仲間を集める力」

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「あなたが新天地で新たなチームを作ることになった時、参加したいと思ってくれる人はいるだろうか?」

これはリーダーに対する究極の質問かもしれない。

もちろんあなたの経験値によるが、数名思いつく人もいれば、特定の誰かがパッと頭に浮かぶ人もいるかもしれない。もしかしたら誰も思いつかない、もしくは、「一緒に働きたいけど、参加してくれるかどうかはわからない」と悩むかもしれない。

“仲間を集める”グレートリーダー


リーダーの特性はさまざまあるが、多くのグレートリーダーに共通するのが、「仲間を集める力」だ。上司に誘われて転職してきた、前職の同僚誘われたプロジェクトに参加した、という話を聞いたことがないだろうか。グレートリーダーには誰もがついていきたくなるものだ。業界の大物が転職すると、それに続くように同じ会社からどんどん人が転職していくのもよくある話である。

もちろん実際に転職するか、プロジェクトに参加するかなどは、その内容にもよるし、自分の経験にあっているかにもよる。タイミングもある。すぐに参加するかどうかは問題ではなく、また一緒に働きたいと思い、相手も思ってくれている人がグレートリーダーと言えるだろう。

私自身、シンガポール時代の上司をとても尊敬していて、お互い別の職場で働くことになってからも定期的に話をしたり、食事をしてきたりした。結果、現職でまた一緒に働くことになったのだが、それも彼のリーダーシップに引き付けられたからである。再度一緒に働くことになったのは、8年たった後だったが、いつかこうなる気もしていた。

採用に長年関わっていると、グレートリーダーであればあるほど、事業方針のクリアさと採用要件のクリアさがリンクしており、それに適した仲間がすぐに集められているのがよくわかる。常に沢山のパイプラインがあり、よきタイミングでよきチームアップができるという印象だ。

もちろん採用市場からの採用や、時には社内からの採用など様々なチームアップがあり、その組み合わせが大事なのだが、その中に、自分のやりたいことを実現するキーパーソンを自らのネットワークで連れてくる力がある。
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文=西野雄介

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