「今年のProとPro Maxのバンプは、昨年のモデルよりも大きく目立つものになる。その理由は、背面の広角カメラの解像度が、iPhone 13 Pro/Pro Maxの12MPから48MPにアップグレードされるからだ」とクオは述べている。さらに、48MP CIS(コンタクトイメージセンサ)の対角線は25〜35%長くなり、48MPの7Pレンズ(7枚重ねのレンズ)の高さは、5〜10%ほど高くなるという。
アップルは、2015年のiPhone 6Sのリリース以来、メインカメラの解像度を12MPに据え置いてきたが、iPhone 14のカメラの解像度はその4倍に上昇するという。
クオは、最近リークされた14と14 Proの詳細な設計図で、リアカメラのバンプの厚みが15%増加することが示唆されたことにも言及した。昨年のiPhone 13シリーズも、以前よりも大きいバンプを搭載していた。
さらに注目すべきポイントが2つある。その1つは、解像度の向上によってiPhoneのカメラが多くの競合に匹敵するものになることだ。第2に、最新モデルで出力される画像は、4つのピクセルを1つの大きなピクセルとして扱う「ピクセルビニング」と呼ばれる処理を経て、従来の12MPのままになる可能性が高い。しかし、ピクセルビニングは、ノイズの少ない明るい写真の撮影を可能にするテクノロジーであり、大幅な画質の向上が期待できる。
また、複数のリーク情報によると、iPhone 14とiPhone 14 Maxには2021年のA15チップセットが搭載され、14 Pro と14 Pro Maxには次世代のA16チップが搭載される見通しだ。アップルに批判的な人たちは、この仕様がProモデルの売上を押し上げることになると述べている。
今年の新モデルで最も安価な端末は799ドルの標準モデルのiPhone 14で、ProモデルとPro Maxモデルの価格は、iPhone 13シリーズとの比較で100ドルの上昇になると伝えられている。