ビジネス

2022.04.04

ベンチャー投資のカギは「キャピタル・フォーメーション」にあり


自分がしたいことを実現するのには、何が必要か━━。これを知ることこそが、キャピタル・フォーメーションの本質を理解するのに最も良い方法のように思えます。

<次回、「日本の大企業とスタートアップが協業で成功するには」へ続く>


牧 兼充(マキ カネタカ)◎早稲田大学ビジネススクール准教授
1978年東京都生まれ。2000年慶應義塾大学環境情報学部卒業。02年同大学大学院政策・メディア研究科修士課程修了。15年カリフォルニア大学サンディエゴ校にて、博士(経営学)を取得。慶應義塾大学助教・助手、カリフォルニア大学サンディエゴ校講師、スタンフォード大学リサーチアソシエイト、政策研究大学院大学助教授などを経て、17年より現職。カリフォルニア大学サンディエゴ校ビジネススクール客員准教授を兼務するほか、日米の大学において理工・医学分野での人材育成、大学を中心としたエコシステムの創生に携わる。専門は、技術経営、アントレプレナーシップ、イノベーション、科学技術政策など。近著に「イノベーターのためのサイエンスとテクノロジーの経営学」(単著、東洋経済新報社)、「『失敗のマネジメント』がイノベーションを生む」(『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー』2020年3月号掲載)、『東アジアのイノベーション』(共著、作品社)、『グローバル化、デジタル化で教育、社会は変わる』(共著、東信堂)などがある。

フィル・ウィックハム◎Sozo Ventures 共同創業者兼マネージング・ダイレクター
シリコンバレーの国際展開支援のトップファンドとして知られているSozo Venturesで、ツイッター、スクエア、コインベース、ズームといった投資案件を支援する。ベンチャー投資家、スタートアップ起業家として豊富な経験を有し、世界最大規模の次世代ベンチャー・キャピタリスト育成機関であるカウフマン・フェローズのCEOを経て名誉会長として、ベンチャー・キャピタルの次世代リーダーの育成を支援してきた。カウフマン・フェローズ出身者が設立した数多くのファンドを支援し、スポティファイへの投資で知られるスウェーデンのCreandum(クレアンダム)などで名誉顧問を務めている。また、スタンフォード大学工学部大学院で教鞭をとり、早稲田大学ビジネススクール(WBS)の招聘客員教授も務めている。

インタビュー=牧 兼充 写真=能仁広之

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