同社は、この機能を開発するために、米国最大の医療機関の1つであるCVS Healthと提携した。このニュースは、3月24日に開催されたグーグルのヘルスケア部門Google Healthの年次イベント「The Check Up」で発表され、同部門のシニアディレクターのHema Budarajuが詳細を説明した。
「米国では、多くの人が医師の予約を取るのに苦労しており、初期診療の待ち時間が20日以上になる場合もある。医療にアクセスすることが、これほど困難であってはならないと当社は考えている」と、Budarajuは述べた。
グーグルは、この新機能の展開にあたり、医療スケジュールのプロバイダーやCVSの店舗内の診療所のMinuteClinicなどのパートナーと提携している。
Budarajuは、24日のプレゼンテーションでアポイントメント機能のスクリーンショットを公開した。この機能は、さまざまな医療機関のスケジュールの空き状況を表示し、ユーザーが予約をとるためのオプションを提供するもので、病気の子供のために当日の予約を取りたい親や、引越し先で新しい医師を探している人などの利用を想定している。
グーグルは、これ以外にも米国人の医療機関へのアクセスを便利にするための試みを行っている。昨年12月に同社は、ユーザーが自分の健康保険が適用可能な医療機関や、特定の言語を話せる医師を探せる機能を、検索に加えていた。