リューは、自身が率いる会社とその従業員について、こう語る。「すべてにおいて能力が高い、万能型の従業員を擁していることを誇りに思う。誰もが、個人の利益よりもチームプレーヤーであることを優先している。2021年を通じた当社の成長は、従業員の努力と献身がなければ実現不可能だっただろう。当社の全従業員に支給した年末のボーナスは、クーコインを世界有数の暗号通貨取引所にしたいという社員たちの強い気持ちが結実したものと言える」
従業員は、ボーナスの支給形態について、既存の法定通貨か、ビットコインやイーサリアムをはじめとする複数の暗号通貨から選ぶことができる。実際には、約半数の従業員が暗号通貨での支給を選んだという。
クーコインは先ごろ、新たなイニシアティブを立ち上げた。同社を率いるリューは、メタバースの長期的な成長可能性を認識しており、人々の仕事やつながり方、購買行動、娯楽、そして収入を得る方法や社会的交流のありようを変えるものだと指摘する。そこで同社が立ち上げたのが、クーコイン・メタバース・ファンドだ。
このファンドは、1億ドルの原資により、Web3的なメタバースにおけるブロックチェーン技術のアプリケーションをさらに強化することにより、いま台頭しつつあるブロックチェーン・カテゴリーの成熟化を加速することを目的にしている。
さらに、クーコイン・メタバース・ファンドに参加するプロジェクトに関しては、クーコイン・ラボが資金を提供する予定だ。このプログラムへの参加を認められれば、同ラボが、プロジェクトのインキュベーション、発行(一次)市場投資、事業提携の支援、ブランディングおよびマーケティング支援、市場開拓戦略を提供する予定だ。