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2022.03.28

今年のiPhone 14シリーズは799ドルから、miniは廃止の見通し

iPhone 13 ProとiPhone 13 Pro Max(Jack Skeens / Shutterstock.com)

アップルが今年秋のリリースを計画中のiPhone 14に関しては、Proモデルのデザインが大幅に変更され、リアカメラが大型化されることが既に伝えられてるが、その価格についてのリーク情報が浮上した。

確度の高いリーク情報で知られるLeaksAppleProは3月23日のブログで、iPhone 14シリーズの予測価格を発表した。アップルは昨年、コンパクトなiPhone 13 miniを699ドルでリリースしたが、今年の新モデルではminiを廃止し、その代わりに6.7インチのiPhone14 Maxを899ドルでデビューさせるという。

つまり、今年の新モデルで最も安価なのは799ドルの標準モデルのiPhone 14ということになる。LeaksAppleProは今年の新シリーズの価格を次のように予測している。

iPhone 14: 799ドル
iPhone 14 Max :899 ドル
iPhone 14 Pro :1099ドル
iPhone 14 Pro Max :1199ドル

さらに、ProモデルとPro Maxモデルの価格も上昇する。999ドルだったiPhone 13 Proは1099ドルのiPhone 14 Proに、1099ドルだったiPhone 13 Pro Maxは1199ドルのiPhone 14 Pro Maxに置き換えられ、それぞれ100ドルの値上げとなる。

そして、Proシリーズの2端末はさらに高い値付けになる可能性もあるという。「アップルはProモデルをその他のモデルと差別化しようとしている」とLeaksAppleProは述べている。

複数のリーク情報でiPhone 14とiPhone 14 Maxは、iPhone 13シリーズのA15チップを再利用する予定だと伝えられているが、LeaksAppleProは、アップルがA15チップの中身を変えずにA16と呼び、Proモデルに搭載するチップをA16 Proと呼ぶことになると述べている。

この背景には、チップ不足の問題があるとLeaksAppleProは述べている。アップルと同社のパートナーは、iPhone向けのチップとMac向けのM2チップの製造に苦労しており、M2チップの製造を優先したという。これが本当であれば、ユーザーからの反発を招く危険性がありそうだ。

しかし、Proモデルを求めるユーザーにとって2022年は、記念すべき年になるかもしれない。アップルはMacBookやiPadでProモデルの性能を大幅に向上させたが、それと同じことがiPhone 14 Proでも起こるからだ。

ただし、この動きは安価なiPhoneを求める多くのアップルファンにとっては、受け入れ難いものかもしれない。

編集/翻訳=上田裕資

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