世界一幸福な国、フィンランドを訪れるべき5つの理由

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フィンランドは、国連が発表した今年の「世界幸福度報告書」で、5年連続となる1位に選ばれた。新型コロナウイルスの流行が起きた後も首位を維持していることは、大きな功績だ。

その理由は、美しい景色と自然、ゆったりとしたライフスタイル、犯罪率の低さ、生活水準の高さ、教育システムの充実にあるとされる。大半は現地に住んでいないと関係がないものだが、フィンランドの幸せを私たちも体験することはできるのだろうか?

フィンランド流ライフスタイルの重要な要素である自然は、どの季節に旅行しても体験できる。以下に、幸福を求める人がフィンランドを訪れるべき5つの理由を紹介しよう。

1. 東西が交わるヘルシンキを散策


東洋と西洋が交わる都市として有名なのはトルコのイスタンブールだが、フィンランドの首都ヘルシンキも多様性豊かだ。首都圏には同国の人口約550万人のうち約150万人が暮らしており、フィンランド旅行の起点となる場所だ。

建築物は北欧、特にスウェーデンの影響が色濃い。フィンランドの学校ではスウェーデン語の習得が必須だ。同時にロシアや欧州の美術運動「アールヌーボー」の影響も強く、魅力的な文化の融合となっている。

2. 北極を体験する


フィンランドの北極地方はどの季節でも訪問の価値がある。夏は日が沈まないため、1日中ハイキングや野生動物観察などの野外活動ができる。

ロバニエミのサンタ村は、子どもだけではなく大人も楽しめる場所だ。真夏も含め、通年開業している。

3. オーロラを見る


北極地方の観光は秋から春にかけても人気が高い。日中は美しい北極の景色を楽しみ、夜にはオーロラが観測できるためだ。

フィンランド北部は世界でもオーロラが見やすい場所の一つだが、気候は極寒だ。カクシラウッタネン・アークティック・リゾート(Kakslauttanen Arctic Resort)では、ガラス製イグルーで居心地の良い滞在ができる。

運悪くオーロラが見られなかったとしても、北極地方の冬の旅には価値がある。ハスキーが引く犬ぞりに乗ったり、先住民族サーミの文化を学んだりなど、日中もさまざまなアクティビティーが楽しめる。
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編集=遠藤宗生

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