その理由は、美しい景色と自然、ゆったりとしたライフスタイル、犯罪率の低さ、生活水準の高さ、教育システムの充実にあるとされる。大半は現地に住んでいないと関係がないものだが、フィンランドの幸せを私たちも体験することはできるのだろうか?
フィンランド流ライフスタイルの重要な要素である自然は、どの季節に旅行しても体験できる。以下に、幸福を求める人がフィンランドを訪れるべき5つの理由を紹介しよう。
1. 東西が交わるヘルシンキを散策
東洋と西洋が交わる都市として有名なのはトルコのイスタンブールだが、フィンランドの首都ヘルシンキも多様性豊かだ。首都圏には同国の人口約550万人のうち約150万人が暮らしており、フィンランド旅行の起点となる場所だ。
建築物は北欧、特にスウェーデンの影響が色濃い。フィンランドの学校ではスウェーデン語の習得が必須だ。同時にロシアや欧州の美術運動「アールヌーボー」の影響も強く、魅力的な文化の融合となっている。
2. 北極を体験する
フィンランドの北極地方はどの季節でも訪問の価値がある。夏は日が沈まないため、1日中ハイキングや野生動物観察などの野外活動ができる。
ロバニエミのサンタ村は、子どもだけではなく大人も楽しめる場所だ。真夏も含め、通年開業している。
3. オーロラを見る
北極地方の観光は秋から春にかけても人気が高い。日中は美しい北極の景色を楽しみ、夜にはオーロラが観測できるためだ。
フィンランド北部は世界でもオーロラが見やすい場所の一つだが、気候は極寒だ。カクシラウッタネン・アークティック・リゾート(Kakslauttanen Arctic Resort)では、ガラス製イグルーで居心地の良い滞在ができる。
運悪くオーロラが見られなかったとしても、北極地方の冬の旅には価値がある。ハスキーが引く犬ぞりに乗ったり、先住民族サーミの文化を学んだりなど、日中もさまざまなアクティビティーが楽しめる。