人材サービス企業ランスタッドの最新の「Workmonitor Survey(ワークモニター調査)」によると、従業員はキャリアや生活における仕事の役割を再評価し、新たなやり方で励まされている。
調査対象となった人の実に81%が過去12~18カ月で、個人的な目標や仕事での目標がより明確になったと述べている。その結果、トレーニングやワークライフバランスがより多く求められ、異なるキャリアが求められる場合も多い。
40歳を超えていれば特に、キャリアパスの変更は恐ろしいことに思えるかもしれない。しかし、これは珍しいことでも不可能なことでもない。平均的な米国人労働者が生涯にこなす仕事の数は12で、1つの雇用主の下で働く期間は平均4年ほどだ。現在の忙しい環境では、柔軟性や充実感、ワークライフバランスが中核となっているため、仕事を変えることを考える人が増えている。
米国経済研究所(AIER)によると、年を取ってからキャリアを変える人はその大部分が成功を収めている。キャリアパスの変更は、思っているほど大きくて難しいものとは限らない。ここに挙げる10のステップを実践すれば、トップに立つ上で必要な準備ができるだろう。
1. 考え方をアップグレードする
あなたが想像している姿が最終的に現実となる。キャリアパスを変えるには、可能性を受け入れなければならない。恐怖心があっても前に進めるよう、心の中の独り言を変えよう。「私にはこれができる」「私に恐れはない」など、シンプルな言葉を言い聞かせるだけでも非常に効果的だ。
2. 金銭面は脇に置く
キャリアパスを変えない理由としてよくある言い訳の一つは金銭面だ。よくある言葉として「キャリアを変える金銭的余裕はない」「私が大黒柱なのだからリスクは冒せない」「失敗したらどうなる?」などがある。
もちろん人生に保証はないが、新たなキャリアで高給を得られないとは限らない。一夜にして起きることはないかもしれないが、これは可能なことだ。仕事の変化を計算されたリスクとして考えよう。そのための計画を立てれば、それは実現する。
3. 応用可能なスキルに焦点を当てる。
他によくある誤解に、キャリアパスの変更は底辺からのスタートになるという考えがあるが、これは間違っている。あなたには既に、多くの応用可能なスキルがある。
弁護士ならば、執筆やスピーキング、調査のスキルがある。マーケティング専門家は、顧客のライフサイクルや人格を理解している。またあなたは、数字と報告に強い会計士かもしれない。これらは全て、ほぼ全ての職業で価値を持つ資産だ。