ビジネス

2022.03.24

ディズニーとJCOMがパートナーシップを拡大 ディズニープラスで連携強化

ウォルト・ディズニー・ジャパン社長 キャロル・チョイ氏(右)、J:COM会長 井村公彦氏(左)

3月23日、JCOM(ジェイコム)新パートナーシップ発表会が開催され、JCOM代表取締役会長 井村公彦氏と、ウォルト・ディズニー・ジャパン代表取締役社長 キャロル・チョイ氏が登壇。両社におけるさらなるパートナーシップの拡大と、ディズニープラスにおける連携強化を発表した。

両社は2003年のディズニーチャンネル開設以来、約20年にわたりパートナーシップ関係を築いてきたが、これに加えて4月1日からディズニープラスの提供を開始。J:COMが提供する視聴デバイス「J:COM LINK」「J:COM LINK mini」の契約者を対象に、最大6カ月ディズニープラスを無料で提供するという。

この発表にあたり、井村氏とチョイ氏は次のようにコメントしている。

「J:COMの大切なお客さまに『ディズニープラス』をお届けする準備が整ったことを喜ばしく思っております。ディズニーさまとの長年にわたるパートナーシップをさらに強固なものとし、人々の心を1つにするディズニーの物語の世界をより多くの人に最大限体感していただきたいと願っております」(井村氏)

「20年間のパートナーシップを通して、私たちは常に『つながる』という共通のビジョンをもとに、ディズニーの世界最高の物語を、最高の視聴体験とともにお届けしてきました。今回の連携強化により、『ディズニープラス』をお客さまのリビングルームに直接お届けし、ボタンを押すだけで誰もが楽しめる幅広いジャンルのコンテンツを提供することで、これまで以上に身近で楽しい動画配信サービスを実現していきます」(チョイ氏)

J:COMのグループ会社には、映画制作会社のアスミックエースがある。ウォルト・ディズニー・ジャパンもローカルコンテンツの制作に力を注いでいる。両社による共同制作の可能性を尋ねられた井村氏は「まったく否定しない」と回答。チョイ氏も「ディズニープラスで配信されている作品ラインナップを見てもらえれば、我々がオープンであることはわかっていただけると思う。さらなる関係の発展もあり得る」と話した。

文=松崎美和子

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