世界のアプリランキング、売上で「ピッコマ」が8位に

Chesnot/Getty Images

スマートフォンの時代が始まってから10年以上たった今でも、モバイルのアプリは成長を続けていることが、Data.ai(旧アップアニー)の最新レポートで明らかになった。

2022年の第1四半期の世界のアプリのダウンロード数は、370億件に達し、消費者の支出額は史上最高の330億ドル(約4兆円)を記録した。さらに、支出額は過去2年間で40%も増加しており、パンデミックの逆風の中でも成長が続いている(この金額は、アプリ内で販売されるバーチャルアイテムやコンテンツのサブスクリプションに対する支払額で、Eコマースで販売される物理的なアイテムは含んでいない)。

Data.aiは今年第1四半期の世界のアプリのダウンロード数と消費者の支出額、月間アクティブユーザー数(MAU)の3つのランキングを発表した。ここでは各ランキングの上位10アプリを掲載する。

ダウンロード数ランキング
1. Instagram
2. TikTok
3. Facebook
4. WhatsApp Messenger
5. Snapchat
6. Telegram
7. Shopee
8. Facebook Messenger
9. Spotify
10. Zoom Cloud Meetings

売上ランキング
1. TikTok
2. YouTube
3. Tinder
4. Disney+
5. HBO Max
6. Tencent Video
7. Google One
8. Piccoma(ピッコマ)
9. iQiYi
10. QQ Music

ダウンロード数ランキングでは、インスタグラムがTikTokを抑えて首位に立ったが、売上ランキングではTikTokが1位だった。TikTokは、お気に入りのクリエイターを支援するためのバッジやギフトを展開し、大きな成功を収めている。

その他の売上上位アプリとしては、3位のデートアプリのTinderや8位の日本のコミックアプリのPiccomaなどが注目される。また、中国のバイドゥ傘下のiQiYi(9位)や、テンセント・ミュージックが保有するQQ Music(10位)など、動画や音楽配信系のアプリが上位10アプリのうち6アプリを占めていた。
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編集=上田裕資

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