ゴールドマン・サックスCEOがDJとして音楽フェスに出演

デービッド・ソロモンCEO / Getty Images

デービッド・ソロモンCEO / Getty Images

ゴールドマン・サックスのデービッド・ソロモンCEOは余暇にDJとして活動することで知られる。彼は、7月に開催される音楽フェスティバル「ロラパルーザ」に出演することが、3月15日に明らかになった。

ソロモンの名前は今年の同フェスティバルのアーティスト一覧に掲載されており、ゴールドマンは同社のCEOが出演予定であることをフォーブスの取材に認めた。

ソロモンは、メタリカやデュア・リパ、グリーン・デイ、マシンガン・ケリーといったヘッドライナーと並んで、7月28日からシカゴのグラントパークで開催される4日間のフェスティバルに出演する。彼がいつステージに立つかは明記されていない。

ソロモンは20年以上ゴールドマンに勤務しており、2018年から、前任者のロイド・ブランクファインの後を継いでCEOを務めている。しかし、ソロモンのダンスミュージックのDJとしてのキャリアは、CEOに就任する前から始まっていた。

彼は少なくとも2017年から定期的にパフォーマンスを行い、以前は「DJ D-Sol」というステージネームで活動していた。ソロモンが楽曲を発表するスポティファイのアカウントの登録者は、60万人を超えている。

彼の過去のライブには、2019年のアマゾン・カンファレンスや先月のスーパーボウルのパーティー、さらに、パンデミックの最中にハンプトンで開催された2020年のチェインスモーカーズのコンサートなどが含まれている。このコンサートは、州の新型コロナウイルス関連のルールを破ったとして物議を醸したが、ゴールドマンの広報担当者は、ソロモンがステージを早めに切り上げ、一部の観客がガイドラインに従っていなかったことに「当惑していた」とニューヨーク・タイムズ(NYT)の取材に述べていた。

ソロモンは2018年に、収益をすべてチャリティー活動に寄付する音楽レーベル、ペイバック・レコーズを設立した。

全米最大級の投資銀行のCEOがクラブDJをするのは珍しいことかもしれないが、彼には別の意図もあるのかもしれない。ゴールドマンの広報担当者は2017年のNYTの取材で、「デービッド(ソロモン)は、幅広い趣味を持つことがバランスのとれた人生につながり、仕事にも役立つと考えている。彼は若い従業員にもそう説き、手本となるようにしている」と述べていた。

編集=上田 裕資

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