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2022.04.01 10:00

〇〇の日を決めているのは誰? 「日本記念日協会」設立記念日|4月1日

4月1日

4月1日は「何の日?」と聞かれたとき、多くの人は「エイプリルフール」や「年度初め」という言葉を頭に思い浮かべるだろう。

しかし調べてみると、今日は同時に「サントリー赤玉の日」でもあるし、「あずきの日」でもあり、「携帯ストラップの日」でもあるらしい。

最近、よく目にするようになった「○○の日」。実は、多くが日本記念日協会という社団法人の決定を通じて制定された記念日なのだ。

同協会の始まりは今から30年以上も前にさかのぼる。1人の放送作家・加瀬清志さんがラジオ番組で記念日を取り上げたところ、非常に評判が良く、その後も特集し続けたそうだ。いつしか加瀬さんは「記念日博士」と呼ばれるようになり、1991年4月1日に日本記念日協会を創設。1992年から正式に記念日の登録を開始した。

記念日は、7人の審査員による審査会を通じて毎週火曜日に決定される。合否の判断基準はずばり「登録したのちに世の中に愛してもらえるか否か」だ。

1999年11月11日に制定された「ポッキーの日」は、記念日を利用したマーケティング手法が普及する1つのきっかけになったそうだ。現在も、登録される記念日は商品PRを目的とした企業によるものがほとんどだが、個人でも申請は可能だ。

申請に必要なのは、「記念日の由来」と「目的」で、登録料は1件15万円。決して安いとは言えないが、記念日は協会が存続する限り登録され続けるという。

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文=島田早紀

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