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2022.03.18 17:00

石油株に注力のウォーレン・バフェット、10億ドルを追加購入

ウォーレン・バフェット(Getty Images)

ウォーレン・バフェットが率いるバークシャー・ハサウェイは、次の1兆ドル企業になる可能性がある。同社の時価総額は年初からほぼ右肩上がりに上昇して7500億ドル(約89兆円)を突破し、アルファベット(1.8兆ドル)やアマゾン(1.6兆ドル)らに追いつこうとしている。

バフェットの投資ビークルであるバークシャーは、ここ数カ月の市場の暴落にもかかわらず、新たな機会を見出している。同社は2月下旬からエネルギー企業「オクシデンタル石油」の株を買い始め、3月14日からの3日間でさらに10億ドル相当を追加購入した。ロシアのウクライナ侵攻後のエネルギー価格の急騰で、オクシデンタルの株価は年初から80%以上も上昇している。

バークシャーはまた、石油関連企業のシェブロンの株も保有しており、同社の株価も年初から35%急騰している。

バフェットの投資コングロマリットであるバークシャーの株価は、昨年30%上昇したのに続き、年初から13%上昇し、17日には初めて1株500ドルの大台を超えた。しかし、同社の他の投資先の成績はまちまちで、ポートフォリオの40%以上を占めるアップルの株価は年初来で11%安、もう一つの主力銘柄のバンク・オブ・アメリカも年初から6%下げている。

一方、アメリカン・エキスプレスとクラフト・ハインツは、年初来でそれぞれ11%高と5%高となっている。

フォーブスは、世界第5位の富豪であるバフェットの保有資産が約1年前の960億ドルから、現在は1237億ドルに急増したと試算している。

編集=上田裕資

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