3. その時々の情勢に注意を怠らない
企業の評判は、自社の製品やサービスが社会的責任を満たす形で使われているかどうかにかかっている。あなたの会社の製品やサービスは今、どんなふうに使用されているだろうか?また、どんなふうに使うことが可能だろうか?悪用されて、危害を与える恐れはないだろうか?
世界情勢にも関心を持ち、自社の製品やサービスが、現実社会とどのように関わる可能性があるのかを把握し、予測するよう努めよう。ここでいう「現実」には、戦争、人権侵害、サイバー攻撃、選挙干渉などが含まれる。
目を見開き、耳を澄まして、必要な場合は、自分が策定した方針を事態に適切に対応させるよう心がけよう。方針の策定や実施には、良い原則を追求しつつ、予期せぬ結果が生じた時には適切に切り抜けていく能力が求められる。
事業方針を適切に擁護するには、方針を策定する者が、組織が提供する製品やサービスをよく知る必要がある。そのためには、製品開発チームのメンバーと協力し、ユーザー体験を把握し、世の中の情勢に注意を怠らないことが大切だ。