ソフトウェア開発にも対応へ
今回の調達資金は、長期的な視点に立ったプロダクトの開発のために使われるとマグダリンは述べている。彼は、Webflowが2〜3年後にはウェブサイトだけでなく、ソフトウェアを構築するためのノーコードツールに成長すると考えている。
「私たちは、あらゆるナレッジワーカーを開発者に変え、プログラムを書けなくてもソフトウェアを開発できるようにしたい。ウェブ製作はその入口なのだ」と彼は述べている。
現状で400人の社員を抱えるWebflowは累計3億3500万ドルを調達しており、少なくとも4年間は外部の資金に頼らず運営を続けられるとマグダリンは話す。
「仮に市場の低迷が長引いた場合でも、この新しい資金があれば、Webflowは生き残ることができる。さらに、買収によって事業を強化することもできる」と、新たに同社の取締役に加わるYC Continuity のAli Rowghanは述べている。
同業のWebサイトビルダーのWixやEコマース企業のShopifyなどが上場しているにもかかわらず、マグダリンはIPOを急ぐつもりはなく、投資家からも、そのようなプレッシャーをかけられていないと話した。
「そこに大きな市場があるからという理由でIPOを目指す企業もあるが、この分野のいいところは、競争についてそれほど心配する必要がないことだ」とRowghanは語った。