ビジネス

2022.03.19

東京の「スタートアップ・エコシステムの成長段階」は?

早稲田大学ビジネススクール(WBS)の牧 兼充 准教授


今の日本も徐々にそのように変わりつつあると思います。スタートアップが良い製品やサービスを提供している場合、日本の銀行も試してみようと思うはずです。こうした変化によって、東京はスタートアップにとって最高にエキサイティングな街になろうとしていると思います。

次回、「日本の大企業とイノベーション」へ続く

牧 兼充◎早稲田大学ビジネススクール准教授。1978年東京都生まれ。2000年慶應義塾大学環境情報学部卒業。02年同大学大学院政策・メディア研究科修士課程修了。15年カリフォルニア大学サンディエゴ校にて、博士(経営学)を取得。慶應義塾大学助教・助手、カリフォルニア大学サンディエゴ校講師、スタンフォード大学リサーチアソシエイト、政策研究大学院大学助教授などを経て、17年より現職。カリフォルニア大学サンディエゴ校ビジネススクール客員准教授を兼務するほか、日米の大学において理工・医学分野での人材育成、大学を中心としたエコシステムの創生に携わる。専門は、技術経営、アントレプレナーシップ、イノベーション、科学技術政策など。近著に「イノベーターのためのサイエンスとテクノロジーの経営学」(単著、東洋経済新報社)、「『失敗のマネジメント』がイノベーションを生む」(『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー』2020年3月号掲載)、『東アジアのイノベーション』(共著、作品社)、『グローバル化、デジタル化で教育、社会は変わる』(共著、東信堂)などがある。

フィル・ウィックハム◎Sozo Ventures 共同創業者兼マネージング・ダイレクター。シリコンバレーの国際展開支援のトップファンドとして知られているSozo Venturesで、ツイッター、スクエア、コインベース、ズームといった投資案件を支援する。ベンチャー投資家、スタートアップ起業家として豊富な経験を有し、世界最大規模の次世代ベンチャー・キャピタリスト育成機関であるカウフマン・フェローズのCEOを経て名誉会長として、ベンチャー・キャピタルの次世代リーダーの育成を支援してきた。カウフマン・フェローズ出身者が設立した数多くのファンドを支援し、スポティファイへの投資で知られるスウェーデンのCreandum(クレアンダム)などで名誉顧問を務めている。また、スタンフォード大学工学部大学院で教鞭をとり、早稲田大学ビジネススクール(WBS)の招聘客員教授も務めている。

松田 弘貴◎Sozo Ventures マネジージング・ダイレクター。シリコンバレーのベンチャー・キャピタルであるSozo Venturesにて投資先選定、日本企業との事業連携を中心とした投資前/後のスタートアップ向けValue Add、アメリカ市場でのVC投資動向分析などに携わる。フォーカス領域としてはFintech、Healthcare IT、Enterprise SaaS、AI/Automation。Sozo Ventures参画前は、アクセンチュアの経営コンサルティング部門に所属し、主に日本の大企業向けの全社改革、組織改革、業務改革のプロジェクトに従事。慶應義塾大学商学部卒業。University of California, San Diego, School of Global Policy & Strategy修了(国際関係学修士)。Kauffman Fellows Program Class 26。早稲田大学 オープンイノベーション戦略研究機構招聘研究員。

インタビュー=牧 兼充 写真=能仁広之

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