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2022.03.19 12:30

4月スタートのプラスチック新法。マクドナルドやユニクロなど各社の対応は


バイオマス素材カトラリーの導入を拡大


グループ全体の環境宣言「GREEN CHALLENGE 2050」を通じてプラスチック対策を進めているセブン&アイグループ。
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プラスチック製レジ袋の使用量を2030年までにゼロにするとともに、セブンプレミアムを含むオリジナル商品で使用する容器へ環境配慮型素材(バイオマス・リサイクル素材・紙等)を2030年までに50%使用、2050年までに100%使用とすることを目指した取り組みを推進している。

このうちセブン・イレブンでは、不要なスプーンやフォーク等のカトラリーの配布量を抑えるために店舗での声がけを行うとともに、沖縄県内の全店舗(2022年1月末現在112店舗)で先行してバイオマス素材を30%配合したカトラリーの導入をスタートした。

さらに、今回の法律施行を受けて、お客様に対するカトラリー類の要・不要の意思確認を強化するとともに、沖縄県で導入しているバイオマス素材配合のカトラリーを4月1日から首都圏の約500店舗での導入を開始し、今夏までに全国へ拡大する方針を示している。
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植物由来(バイオマス)の素材を 30%配合したカトラリー。パッケージには、「環境にやさしい植物由来の原料を配合しています」と記載されている / セブン&アイホールディングス広報センター提供

ポイント付与でリサイクル促進


洗濯業や小売業も同法の対象業種の一つだ。

衣類用ハンガーとカバーを日常的に使用するクリーニング業界大手の白洋舎は、ハンガー5本持ち込みで1ポイントを付与し、ポイントに応じて景品を贈っている。これにより年間337万本余を回収し、ブナの木1万本余が一年間に吸収するCO2と同じCO2削減効果があったとしている(2018年実績)。

持ち帰り袋については、2019年から薄型化やバイオマス材への切り替えを始めるとともに、一層の利用量削減に向けて2020年から有料化したところ、利用率を約6%にまで抑えることができた。今後は、衣類用カバーの薄型化を検討しているという。

ショッピングバックをFSC認証紙へ切り替えたユニクロは、インナー類などの包装を削減するとともに、ブラトップなどに使用されるプラスチックハンガーのリサイクルや環境配慮素材への切り替えを目指すという。

同社は「サプライチェーン全体で不要な使い捨てプラスチックを原則として撤廃、使わざるを得ないものについては環境配慮型素材に切り替えることをグループ方針としており、段階的にプラスチックの切り替えや再利用の拡大を進めています」(ファストリテイリング広報部)とコメントしている。
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文=木村麻紀

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