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2022.03.14 15:30

製造遅延で株価急落のリビアンは「次のテスラ」になれるのか?

Jose M. Osorio/Chicago Tribune/Tribune News Service via Getty Images

EV(電気自動車)メーカーのリビアン(Rivian)が3月10日に発表した第4四半期決算は、売上高が5400万ドル(約63億円)とアナリスト予想平均の6400万ドルを下回った。さらに、サプライチェーンの問題の影響で2022年の生産台数が制限されると警告したのを受けて、11日の市場で同社の株価は7%下落し、38ドルの最安値に沈んだ。

アナリストは、同社が今年4万台近くの電動トラックとSUVを生産すると予測していたが、同社はサプライチェーンの混乱が続く中、今年の生産台数が2万5000台に留まるとの見通しを発表した。

投資家が「次のテスラ」と期待したリビアンの株価は、昨年11月のIPO直後に急騰したものの、今年に入り約63%下落している。しかし、アナリストは昨年の上場以来苦戦しているリビアンをまだ気に入っており、楽観的な見方を崩していない。

ウォール街の関係者は、同社が10年前のテスラと同様に、ゆっくりと生産量を増やしていくと考えている。パイパー・サンドラーのアナリストのアレクサンダー・ポッターは、リビアンが約8万3000台の電動ピックアップトラックの予約を抱え、アマゾンから10万台の電動配送車両の契約を獲得していることを引き合いに出し、力強い需要を維持していると語った。

リビアンは、2021年の年末時点で184億ドルの現金および等価物を計上しており、財務的には依然として優位な立場にある。

ウェブドッシュ証券のアナリストのダン・アイブスは11日のリサーチノートで、リビアンがサプライチェーンの問題やコストの上昇に直面したと語った。彼は、リビアンの目標株価を以前の130ドルから60ドルに引き下げたものの、同社のストーリーがまだ「修正可能」であり、株価がいずれ回復することを確信していると述べた。

編集=上田裕資

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