3. 説得力のある議論を準備していない
あまりに気軽に昇進を求めないこと。良い仕事ができたから、あるいは一定期間働いたからという理由だけで(こうした要件が広く昇進の根拠として理解されている場合を除き)、自分には昇進する資格があると思い込まないこと。
その代わり、自分に昇進の準備ができている理由について説得力のある根拠をまとめること。ゴーディマは「昇進を求める前に主張を構築し、それを共有する準備が必要だ」と述べた。
「達成したことを見直し、昇進すべき証拠のリストを作ろう。達成したことについて考え、成果を定量化し、その結果として会社が得られるメリットを強調すること」(ゴーディマ)
彼女はまた、地位や収入アップなど個人的なメリットに焦点を当てないようにと警鐘を鳴らし、その代わりあなたが会社にもたらす価値を明示する基準を強調することを勧めている。
4. 昇進を打診する会話を練習しない
昇進を打診する際の会話には練習が必要だ。この練習は頭の中ではなく、実際に友人や鏡の前ですべきだ。ゴーディマは会話の練習を数回することを勧めている。
ゴーディマは「正しいときに、より安心して声を上げられるようになるだろう」と説明し、「練習する際は、抵抗やためらいが見られた場合にどう反応するかも考えること」と続けた。
これは即興で演じるべき場面ではない。練習とは言葉を覚えたり機械的な暗唱の準備をすることではなく、自分や自分の能力について話すことに安心感を持ち、会話の中で浮上する質問や反論に備えておくことを指す。
5. 電子メールで尋ねる
昇進についてメールで打診することは楽かもしれないが、リスクははるかに高い。これはオンラインでも直接でも必ず顔を合わせて話すべきことなので、上司と実際に会議を設定して自分の業績について話すことをゴーディマは推奨している。
「最も効果的な形で主張を提示できるため、対話は欠かせない」とゴーディマ。「さらに、相手の身ぶりを見たり返答の仕方を聞いたりして反応を評価できるだろう」
昇進の打診は、電子メールで会話すべきではない3つのカテゴリーに確実に含まれる。直接顔を見てのコミュニケーションが理想的だが、ビデオ通話でも十分だろう。
昇進に関する上司との会話が楽しみではない人が大半だが、適切に準備をすれば成功の土台ができる。昇進に関する議論は毎日するものではないため、異なるレベルの準備が必要だ。正しく準備する時間を取り、自分にふさわしい報酬を得よう。