自身の愛は不時着させず3月に安定着陸予定のヒョンビンよろしくなセクシーさを放つ5名から、コートの種類別に、その着こなし術を学ぶ。
「ステンカラーコート」はヘビーデューティな味付けでセクシーに
チョン・サンウク(Jung Sang Wook)さん
クラシックなステンカラーコートをミニマムに着こなしたチョンさんのコーディネイト。この手の装いは一歩間違えるとタンパクで、ツマラナク見えがち。しかし、そう陥ってないどころかセクシーさも感じさせる理由は、男臭いアイテムが脇を固めているから。
それが、インナーのドライバーズニットと、スニーカーのジャーマントレーナーだ。
メゾン マルジェラの傑作を愛用。
全体に馴染ませながらもヘビーデューティな名脇役を置くことで、男らしさが滲み出し、味わいが増すってワケだ。
コートはキャプテン サンシャインの定番作。
ちなみにコートは「キャプテン サンシャイン」。高密度のコットンギャバジンの光沢がこれまたセクシー。
「ミリタリーコート」は甘く着こなすことでセクシーに
キム・テイさん
ミリタリーコートを甘〜く、着こなすと、なんだかいい感じ。
しかもキムさんは、名作M-65フィッシュテール(いわゆるモッズコート)のヴィンテージを愛用。よーく見ると経年変化もあって味わいたっぷりなんだけど、インナーのオートミールカラーのニットや白のコンバースで清潔感はキープ。
BDシャツを見せたのも効果的。
まだ色の濃いインディゴデニムも追い風となり、独りよがらないアメカジスタイルが完成している。
それにしてもこの甘〜い感じ。なんなんだ? 素晴らしい!
「ラグジュアリーなコート」は素材の味でセクシーに
チョ・ヨンモ(Cho Yongmo)さん
愛車ポルシェ997の前に佇む、色気漂うチョさんが纏うのは全身「ロロ・ピアーナ×藤原ヒロシ」。
世界最高峰の素材を駆使するラグジュアリーブランドを日本のストリートキングがリエディットしたコレクションを見事に着こなす。
いいコートをシンプルに。
過剰にアクセを着けたり、色を使ったりする必要なし。それはつまり、素材の味をそのまま楽しめる大人の特権なり。この大物感で1983年生まれ。驚異的である。