八村塁とNBAがやってくる! ウィザーズCCOが語る、3年越しの対日本戦略

ワシントン・ウィザーズの八村塁選手

今年は久しぶりにお花見を楽しんだという方も多いのではないだろうか。

NBA(北米プロバスケットボールリーグ)八村塁選手と彼が所属するウィザーズも、本拠地ワシントンD.C.で3年ぶりに本格開催されている「全米桜祭り」を多くの市民や観光客とともに楽しんでいるようだ。チェリーブロッサムナイトと銘打った3月29日のホームゲーム、対シカゴ・ブルズ戦では、国歌斉唱&ハーフタイムショーにCrystal Kayさんが登場し、大いに盛り上がった。

Cherry Blossom Nightに登場したCrystal Kayさん (c) Washington Wizards

ウィザーズは、今秋3年ぶりに開催されるNBAのプレシーズンゲーム「NBA Japan Games 2022 Presented by Rakuten」での初来日に向けて、実に3年越しの戦略を立て、準備してきた。

ワシントン・ウィザーズと親会社であるモニュメンタルスポーツ&エンターテイメント(MSE)で、CCO(Chief Commercial Officer)兼ビジネス部門代表を務めるジム・バン・ストーン氏に、その戦略とこれまで、これからの取り組みについて訊いた。


──先日のチェリーブロッサムナイトはCrystal Kayさんも登場し、大いに盛り上がりましたね!

はい、とても! ワシントンD.C.恒例の全米桜祭りを祝う演出の一環で、彼女は素晴らしいパフォーマンスでファンを楽しませてくれました。

アメリカの首都に春の訪れを告げてくれるこの桜は、110年前に東京市長から贈られたもので、私たちは毎年桜祭りで祝う日米友好のレガシーをとても誇りに思っています。この桜を次の世代に引き継いでいくために、チケットの収益の一部を桜の木のケアプログラムに寄付したり、様々な取り組みを行っています。

ワシントンD.C.は、多様なグローバル文化を称賛するコミュニティであり、その象徴がこの桜の木と全米桜祭りです。そして、私たちウィザーズのコア・バリューは地域コミュニティの醸成です。NBA全30チーム中4番目に多い、6名の米国以外出身の選手が所属しています。

チェリーブロッサムナイトに加え、以前からファンにリクエストされていた、桜をモチーフとしたユニフォームを発表したり、4月9日の週末に行われたパレードに参加して、この特別なお祭りを多くの市民、観客の皆さんとともにお祝いしました。

桜ユニフォームのデザインは実に2年以上前にスタートしたものですので、ようやく皆さんに披露できて、とても興奮しています。

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写真=Washington Wizards 編集=宇藤智子

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