選手として、またコミュニティのリーダーとして成長する彼の姿をファンの皆さんにお届けする、日本語のコンテンツ制作が私たちにとって必要不可欠であると考えました。
日本人選手を獲得して、通訳や広報を雇うのは他の競技も含めて一般的ですが、チーム専属の日本語コンテンツ制作チームを3名も雇用して創設したのは極めて珍しいケースで、NBAではもちろんウィザーズが初めてです。ツイッター、インスタグラム、ポッドキャストなどを運営しています。
そして、私たちのSNSのグローバルプラットフォームは英語、日本語のほか、中国語、ヘブライ語の4言語で展開しています。中でも日本語版ツイッターは、現在7.5万人のフォロワーと、2019年の開設以来、4億500万インプレッション、3000万エンゲージメントを獲得する、すばらしい成果をあげています。
──そして最近、新しいビッグニュースもありましたね。
はい、そのとおりです! 富士通レッドウェーブ所属の日本代表選手、町田瑠唯さんが、WNBA(全米女子バスケットボールリーグ)ワシントン・ミスティックスに加入することになりました。5月の開幕に向け、Wリーグ(バスケットボール女子日本リーグ)のプレーオフ終了後に渡米する予定です。
若き才能あふれる2人の「ルイ」が同じワシントンD.C.の、私たちMSE傘下のチームでプレイするなんて、興奮せずにはいられません。日本のファンの皆さんとの絆を一層強いものにしてくれると期待しています。
──9月のNBAジャパンゲームズ初来日に向けて準備中の企画と、ファンの皆さんへのメッセージをお聞かせください。
例えば、ワシントン・ミスティックスのヘッドコーチであるマイク・ティボー氏を講師に迎え、青少年にバスケットボールの楽しさを伝えるクリニックや、NBA史上最高身長の一人であるジョージ・ミュアサン氏はじめ、元ウィザーズのスター選手との交流会。そして、eスポーツ「NBA 2K League」のチャンピオンである、MSE傘下のウィザーズ・ディストリクト・ゲーミングを招いてのプログラムなど、様々な企画を準備しているところです。
First bucket of the season #ProtectTheBrand pic.twitter.com/e11WgmIP3Z
— Wizards District Gaming (@WizardsDG) April 6, 2022
私たちはNBAと密接に協力して、多くのファンに満足いただけるような体験を創造していきます。具体的なプログラムについて、今後多くの発表を予定していますので、ぜひウィザーズの日本語SNS、公式HPをフォローしてください。
9月に八村選手とともに、日本のファンの皆さんにお会いできることを、とても楽しみにしています!
ジム・バン・ストーン◎Monumental Sports & Entertainment/Washington Wizards CCO兼ビジネス部門代表。NBA、NHL数球団の上級職を歴任し、2007年にチケット販売・サービス担当副社長としてMSE傘下のキャピタルズに入社。MSE CRO(Chief Revenue Officer)を経て、2016年から現職。キャピタル・ワン・アリーナの7000万ドル投入した大型改修やアリーナ命名権販売、ウィリアム・ヒルとの公式スポーツブック(スポーツベッティング)パートナーといった、パートナーシップ契約で主導的役割を担う。