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2022.03.16 16:00

クリエイティビティとテクノロジーによって感動を! 世界で唯一のショールーム Sony Squareが提示する未来

左:謎解きクリエイター/RIDDLER代表取締役 松丸亮吾、右:ソニーグループ ブランド戦略部 シニアマネージャー/Sony Square統括責任者 梶尾桂三

左:謎解きクリエイター/RIDDLER代表取締役 松丸亮吾、右:ソニーグループ ブランド戦略部 シニアマネージャー/Sony Square統括責任者 梶尾桂三

ソニーグループが運営する一般非公開のショールーム Sony Squareが、Forbes読者に向けて特別にオンラインのツアーで体験可能になる。

それに先駆けて、謎解きクリエイター・松丸亮吾が、いち早く同施設を体験。ソニーが提示する未来の可能性に触れた。



謎解きクリエイター 松丸亮吾 x Sony Square 梶尾桂三 対談

ソニーグループの東京・品川本社内に、ビジネスパートナーや関係者だけに開かれたソニーグループの多様な事業の“今”と“その先”を体験できるスポットがあることをご存じだろうか。その名は「ソニースクエア」。

ここでは、ソニーのエレクトロニクス製品はもとより、ゲームや音楽、映画といったエンタテインメント分野をはじめ、金融やセンシング、そして電気自動車や協生農法というプロジェクトに関する展示など、ソニーグループの幅広い事業内容の一端を知ることができるようになっている。

今回は、そんなソニーグループの“今”と“未来”を体感できる世界で唯一のショールームを、謎解きクリエイターでRIDDLER代表取締役の松丸亮吾が来訪。ソニースクエアを体験し、同施設を管轄するソニーグループ ブランド戦略部 Sony Square統括責任者・梶尾桂三と本ショールームの意義について語り合った。

STAR SPHERE、協生農法、VISION-S。
注目の3プロジェクトを体験


アテンダントに案内されソニースクエアに足を踏み入れた途端、松丸は左手に広がるソニー独自開発のCrystal LEDを採用した400インチディスプレイに圧倒された。約180度の視野角をもち、超高精細な画質で圧倒的なリアリティを実現する巨大ディスプレイを前に、感嘆の声を上げながら矯めつすがめつする。

この巨大ディスプレイで体験するのは、“テクノロジーの力で宇宙の視点を人々に解放し、エンタテインメントの力で宇宙感動体験を世界に広める”ことを掲げる“STAR SPHERE(スタースフィア)”という「宇宙感動体験事業」。大画面には人工衛星がとらえた地球のシミュレーション映像が映し出される。

「子どものころの夢は宇宙飛行士だった」と話す松丸は、インターフェースを操作して自由にズームや時間設定を行い、“宇宙からの目線”を存分に楽しんでいた。本プロジェクトはJAXAと東京大学との共同研究・事業探索で、年内をめどにソニー製カメラを搭載した超小型の人工衛星も打ち上げ予定だ。

続いて案内された展示スペースには、1つのエリアに多種多様な植物が密生するかたちで植えられた農園の模型が据えられている。「協生農法」の研究では、単一種を植生させる既存の農法と違い、多品種の混生や生物多様性を尊重することで相乗効果を発揮させているという。このプロジェクトは緑化や教育に一般化された「拡張生態系」としても展開されていて、地球や人類の未来に益するものとして開発・研究が進められている。

松丸が備え付けのタブレットを農園模型に向けると、画面には植物の品種名や土に含まれる水分量、日照量などがビジュアライズされる。松丸は「この技術が普及して農業の専門的ナレッジが広く共有されれば、世界中の人々に農業の門戸が開かれるかもしれませんね」と目を輝かせていた。


「協生農法」は、ソニーコンピュータサイエンス研究所の舩橋研究員が行なった研究が元となって生まれたプロジェクト。

その後、プレイステーション®といったゲームプロダクトやソニーが手がける有名映画の衣装やプロップの展示、映像処理技術にAIを搭載させたコンテンツ制作やエンタテインメントロボット「aibo」を楽しんだ松丸。ツアーの最後には、ソニーが今年の春に事業会社を設立するとし、新たなモビリティ体験として展開するEV「VISION-S」のプロトタイプの試乗も体験した。

プロトタイプは、将来的な完全自動運転を目指したコンセプトや快適なユーザー体験に加え、立体音響技術などが採用されており、車内で大迫力の映像やゲームを楽しむことができる。試乗した松丸も、車のデザインや車内で体験したコンテンツの臨場感を絶賛。退屈な時間になりやすい移動自体をエンタテインメントへと昇華したVISION-Sについて、「これまでの乗車体験が過去のものとなっている。この車のために、僕も免許を取りたいくらい(笑)」と笑顔を見せた。


「VISION-S」には「SAFETY」「ADAPTABILITY」「ENTERTAINMENT」という3つのコンセプトが掲げられている。


“机の下”でものをつくるという文化から生まれた
イノベーティブな新規事業の可能性

今回のツアーを通じて、松丸は「これまで完成度の高い最先端のソニー製品に日常的に触れてきたこともあり、ソニーといえばやはり家電のイメージが強かったです。しかし、今回ソニースクエアを巡ることで、ソニーが目指す目標はもっと先にあるのだとわかりました。ソニーというのは、未来で当たり前になるモノをつくるために色々なアプローチやチャレンジをする企業なんですね」と、その印象の変化を語った。

「STAR SPHERE」などの活動が社員の自発的な研究や取り組みからスタートしたことに感銘を受けたという松丸。会社経営者という立場から、「自由な発想に基づくイノベーティブなプロジェクトが次々と立ち上がるためには、どのような環境づくりが重要なのか」と、梶尾に問う。

「ソニーグループの社員一人ひとりが“クリエイティビティとテクノロジーの力で世界を感動で満たす”というSony’s Purpose(存在意義)を共有し、あらゆる事業がその実現を目指していることが大きいですね。通常のタスクにとどまらず、“自分が本当にやりたいこと”に対して仲間を巻き込んでかたちにしていくというように、ソニーは昔から“机の下”でものを作るような文化がありました」(梶尾)

今回体験した事業以外にも、ソニースクエアにはリチウムイオン電池の研究から派生して生まれた新素材「トリポーラス」を利用したアパレル分野での展開など、新しいことにチャレンジするなかで発見、始まったプロジェクトが紹介されている。本施設の存在は幅広い事業を知ってもらう契機となり、他社はもちろん、「ソニーグループ社員も自社の多様な取り組みを知り、内外を問わないコラボレーションの実現を促進している側面がある」と、梶尾は言う。

その上で、ソニーグループの多様な事業を一堂に体験できるソニースクエアを多くの若者にも見てほしいと加えた。

 「中高生や大学生にソニースクエアを体験していただくことで、自分の将来を考えるきっかけになるものを見つけていただけたら、本当にうれしいです」(梶尾)

「ソニースクエアのようなショールームに足を運ぶことで、これまで自分が関心をもたなかった分野にも目を向けることができます。例えば、狭い範囲に興味関心をもつ子どもにとっても、世界の多様性を学べる豊かな場だと感じました。僕は謎解きを通して、多くの人が勉強という尺度から解放され、知に対する意欲の格差をなくそうと考えて活動しています。今回の展示を見て、ソニーにも世界に存在するさまざまな格差を排除して、多様な人々へクリエイティビティとテクノロジーによって感動を届けようとしているのが伝わってきました」(松丸)



今回、ソニースクエアではForbes読者のために特別にリモートツアーへの参加申し込みを受けている(4月上〜中旬実施予定、詳細は以下サイト参照)。興味をもった方はこの機会にぜひ、同社グループの豊潤な多様性を体験してみてほしい。



読者向けSony Square リモートツアー
https://peatix.com/event/3183213

※ソニースクエアは、一般公開は行っておりません。


松丸 亮吾◎謎解きクリエイター/RIDDLER代表取締役。東京大学入学後、謎解きサークルの代表を務める。監修の書籍『東大ナゾトレ』シリーズは累計部数160万部以上。「考える楽しさをすべての人に伝える」を目標に、さまざまな分野に謎解きを仕掛ける。

梶尾 桂三◎ソニーグループ ブランド戦略部 シニアマネージャー、Sony Square統括責任者。VAIOシニアプロダクトプロデューサー、Xperiaグローバルマーケティングシニアマネージャーなどを経て、現職。

Promoted by ソニー / text by Michi Sugahara / photograph by Tadayuki Aritaka / edit by Miki Chigira