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2022.03.09 11:30

アップルがMLBを独占配信、スポーツ中継でNetflixらを追撃へ

Getty Images

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アップルは3月8日の新製品発表イベントで、第3世代のiPhone SEや新型のiPad Airに加えて、初めてのスポーツ界への進出を発表した。同社は、毎週金曜日にメジャーリーグベースボール(MLB)の2試合を独占配信するという。
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アップルは8日のキーノートの冒頭で、金曜日の夜に「フライデーナイト・ベースボール」としてMLBの試合を2試合、Apple TVのアプリとウェブサイトを通じて独占配信すると発表した。

これらの試合は、「一定の期間」はApple TV+の会員以外にも無料で公開され、まずは米国、カナダ、オーストラリア、ブラジル、日本、メキシコ、プエルトリコ、韓国、英国の9カ国向けに始動するという。

アップルはプレスリリースで、「レギュラーシーズンが始まると同時に試合のストリーミングを開始する」と述べたが、MLBは現在、労使交渉の決裂により「ロックアウト」に突入しており、31日の公式戦の開幕も延期になっている。アップルは事前録画された8日のイベントで、その件について言及しなかった。
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アップルはまた、5G通信機能と新型のA15プロセッサを追加した最新版のiPhone SEを発表した。この端末は、2020年の第2世代のiPhone SEを30ドル上回る429ドルで販売される。

さらに、iPad AirのアップグレードやMac Studioの新しいデスクトップパソコンとディスプレイ、iPhone 13に新たなカラーのグリーンバージョンが加わることも発表された。

ウェブドッシュ証券のアナリストのダン・アイブスは、1月の投資家向けメモで、アップルがDisney+やネットフリックスに対抗するために、数年以内にスポーツライブ中継を開始するはずだと述べていた。

アイブスによると、スポーツ業界ではNFL Sunday Night TicketやNBA、NCAAなどの放送パートナーシップ契約が今後数年のうちに更新される見通しで、アップルはライブスポーツ中継のために「数十億ドルを費やす準備ができている」という。

アップルは、サブスクリプションサービスの加入者数を公開していないが、ウェブドッシュは同社がこの分野で競合に遅れをとっていると推定している。

編集=上田裕資

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