2012年にトルコのイスタンブールで設立されたInsiderのシリーズDには、セコイア・キャピタルやルクセンブルクの212 Capital Partners、ブルガリアのEndeavor Catalyst、トルコのEsas Private Equity、ドバイのWamda Capitalらが参加した。
Insiderは、マーケターが顧客の将来の行動を予測するための、AI(人工知能)を活用したマーケティングエンジンを提供する企業で、世界28カ国で700人以上の従業員を抱えている。同社の顧客には、ユニクロやエスティローダー、ギャップ、イケア、サムスン、トヨタなどが含まれている。
「当社は今後4年間で2000人以上の雇用を創出する見込みで、女性エンジニアの採用に重点を置いている」と、同社はフォーブスの取材に述べた。
Insiderは昨年2月のシリーズCでセコイア・キャピタル・インディアやRiverwood Capitalなどから3200万ドルを調達していた。ブルームバーグによると同社は、トルコが生んだ5番目のテクノロジー分野のユニコーン企業だという。
Insiderのユニコーン化は、トルコの新興企業への海外からの関心の高まりを裏付けている。トルコのスタートアップは昨年、総額15億5000万ドルを調達していたとされる。