同調査ではまた、アルコールの摂取量が低~中程度(英国で推奨されている14ユニット未満)だった人も、依然として心血管疾患のリスクが高いことが分かった。
シュッテは「特にビールやシードル、蒸留酒を飲んでいた人の間では、週の飲酒量が14ユニット以下だったとしても心臓あるいは血管に関わる心血管系イベントにより、病院行きになる危険性が高まった」と述べた。
そのため研究者らは、全く飲酒しない人は病気が原因でそうした決断を下している場合が多いという点を、今後はいかなる研究も考慮すべきだと結論づけた。
シュッテは「将来の研究ではこうしたバイアスを避けることで、現在の混乱を緩和でき、現在推奨されている飲酒量が減ってガイドラインが強化されることを期待している」と述べた。