侵攻から1週間、「フォーブス ウクライナ」が伝えた3月3日の出来事

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ロシアによるウクライナへの軍事侵攻から1週間が経った。「フォーブス ウクライナ」のトップページは、戦争関連のニュースで埋め尽くされている。国内にどんな被害があったか、ロシアがどんな動きをしているか、諸外国や企業がどのような支援・協力を申し出ているか。

いまや世界中どこからでも、様々な情報がリアルタイムで入ってくるが、ウクライナ現地メディアは、国内に向けてどのように伝えているのか。この記事では、3月3日の出来事をまとめた記事を紹介する。

なお、今回の翻訳にあたっては、「DeepL」を利用し、ロシア語より翻訳、読みやすいように編集を加えた。格段に進化した翻訳機能により、例えばグーグルで「フォーブス ウクライナ」を開き、自動翻訳をかけるだけでも、何が起きているか瞬時に見てとることができる。機会があればぜひのぞいてみてほしい。


侵略国の大統領のヴォロディミル・プーチンは、ウクライナに対して戦争を仕掛けた。ロシア軍は7日間にわたり、ウクライナ全土の軍事インフラ、空港、病院、学校などを攻撃している。国防軍は防御を保持し、国際企業は次々とロシア事業の見合わせの動きを見せている。

05:26
パリの地下鉄3号線にあるヨーロッパ駅が、一時的にヨーロッパ・ウクライナ駅に変更された。これは、「Stand With Ukraine」運動の主導で行われたものだ。主催者のカトカ・ミハラック(Katka Michalak)によると、地下鉄の駅名はウクライナ、ポーランド、フランス、ジョージアからのアーティストが共同で改名したそうだ。

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04:47 フランスのエマニュエル・マクロン大統領が自身のツイッターで、ウクライナ語による発信を行った。

04:14 HEROIAM SLAVAという法案が米国議会の上院に提出された。議員のMarco RubioとChuck Grassleyは、「海外での屈辱的な残虐行為を企てるロシアのオリガルヒや産業界の同盟者の富裕化を阻止する」法案を提出した。この法案では、全てのロシア国有企業に対して制裁を課すことが提案されている。これは、マルコ・ルビオ上院議員のホームページで報告されたものである。

04:05 国家特殊通信サービス(State Special Communications Service of Ukraine)ハリコフ教区の報告によると、ハリコフ中心部に位置する仮定大聖堂(Assumption Cathedral)が砲撃により被害を受けた。砲撃の際、聖堂の中で治療を受けていた人がいたが、砲撃による負傷者は出なかった。大聖堂の窓やステンドグラスが割れ、教会の調度品が被害を受けた。

04:04 スペインは3月4日、ウクライナ向けの攻撃用兵器をポーランドに発送した。具体的には1370グレネードランチャー、70万セットの機関銃、軽機関銃の弾薬を送った、と防衛省長官のマルガリータ・ロブレスは言った──ロイター通信社による報道。

03:51 国際的な格付会社のフィッチ・レーティングスは、ロシアの長期デフォルト格付けをBBBからBに、見通しをネガティブに引き下げた。JPMorganは事前に、この制裁はロシアのソブリン・デフォルトの可能性を著しく高めると警告していた。

03:47 3月2日日中には、ウクライナの対空ミサイル部隊が占領軍(ロシア連邦軍参謀本部)の飛行機3機とヘリコプター2機を破壊した。


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編集=石井節子

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