ライフスタイル

2022.03.06 16:00

世界にたったひとつのアウトドアバッグ



メインコンパートメントは、スーツケースのように、大きく開けられる。内部は大小のメッシュコンパートメントで分けられている。

森岡:今回紹介するバッグは「Allpa 35L Travel Pack - Del Día」というモデルです。とにかくカラーリングが楽しい。「コトパクシ」では(Re)Purpose素材と呼んでいるそうですが、大量生産で残った素材を再利用、工場で働くそれぞれの職人が自分の裁量で配色を決め、世界でたったひとつのバッグをデザインしているそうです。

小暮:素材を再利用しているということは環境にも優しく、昨今のSDGsの流れにも沿っている。「Luzon」というリュックサックに近いモデルを私ももっていますが、同じような色づかいです。オンリーワンの希少性があり、持っている人を見かけると声をかけたくなるような楽しいカラーリング。コミュニケーションの道具にもなります。

森岡:色が特徴ですが、機能的にもこのバッグ、かなり充実していますよ。丸みを帯びたドーム型の形状が独特。機内持ち込み可能なサイズで、背面にラップトップコンピュータ用のパッド付きのジッパーポケット、内部にもタブレットなどが入るパッド付きのスリーブポケットまで付いています。

小暮:内部のメッシュポケットに、レインカバーまで付いていますね。こういう気配りがいいですね。それにすべてのクロージャーがYKKのセキュリティジッパーを採用していますね。これなら盗難防止になる。海外旅行や出張などで貴重品を入れておいても安心です。加えて軽量。このバッグ、スクエアなデザインなので収納力があります。それでついつい荷物を入れてしまいがちになるので、バッグ自体が軽いのはうれしい。

森岡:魅力たっぷりでしょう。どうです、小暮さん。このバッグ、欲しくなったでしょう。

小暮:社会貢献のためにもこれは買わなければいけませんね(笑)。


森岡弘◎『メンズクラブ』にてファッションエディターの修業を積んだ後、1996年に独立。株式会社グローブを設立し、広告、雑誌、タレント、文化人、政治家、実業家などのスタイリングを行う。ファッションを中心に活躍の場を広げ、現在に至る。

小暮昌弘◎1957年生まれ。埼玉県出身。法政大学卒業。82年、株式会社婦人画報社(現ハースト婦人画報社)に入社。83年から『メンズクラブ』編集部へ。2006年から07年まで『メンズクラブ』編集長。09年よりフリーランスの編集者に。

photograph by Masahiro Okamura, text by Masahiro Kogure, fashion direction by Hiroshi Morioka, edit by Akio Takashiro

この記事は 「Forbes JAPAN No.091 2022年月3号(2022/1/25発売)」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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