スクリプトドロップのCEOであるアマンダ・エップ(Amanda Epp)も、リリースで以下のように述べている。
「この1年でこれまで以上にはっきりしたのは、薬局が患者に必要な処方薬を届けるための、より効果的な方法が求められていることだ。(中略)スクリプトドロップの統合インターフェースとウーバーのテクノロジーが組み合わさることは、あらゆる規模の薬局が、処方におけるアドヒアランス(患者が積極的に治療方針の決定に参加し、その決定に従って治療を受けること)を向上させ、コミュニティの最も弱い人々に奉仕する能力を高められることを意味する」
とりわけウーバーのような企業にとって、医療に取り組む背景には、より手軽なサービス提供方法を生み出し、消費者の生活の質を向上させるという目的が存在する。
ウーバーは、輸送、物流、ユーザーネットワークに関して、世界最大級の「無形のインフラ」を構築することに成功した。同社の最も価値ある資産はその働き手であり、彼らが創出した確固たるソーシャル体験は、輸送および配送業界の定義を書き換えている。
このインフラは、ヘルスケア業界をディスラプト(破壊)する大きな潜在力をウーバーにもたらし、そして同社は今、その道を本格的に踏み出そうとしている。今回のポルトガルでの取り組みは、間違いなく今後さらなる展開を見せるだろう。
ウーバーが患者の安全と安心を確保しながら、このモデルを大きく発展させることができれば、世界の何十億という人々に価値を提供できる、比類なき同社ならではのチャンスになるかもしれない。