2022年1月、ウーバーのフードデリバリー部門であるウーバーイーツが、食事の配達にとどまらず、オンデマンドの医療サービスに進出すると報じられた。
ザ・ポルトガル・ニュース(The Portugal News)紙によると、ウーバーイーツのプラットフォームに「Médico em casa(現地語で「ドクター・アット・ホーム」のこと)」機能が追加された。ユーザーは、医療従事者による訪問診療、または電話やビデオによる医療相談を依頼できるという。
この機能を提供するために、ウーバーは、在宅医療支援、遠隔医療、産業保健相談、患者搬送など、さまざまなサービスを手がける地元の有力企業、エッコ・サルヴァ・メディカル・サービス(Ecco-Salva Medical Services)と提携したと報じられている。
ウーバーにとって、医療はなじみのない分野ではない。筆者が2021年に書いたように、ウーバーとリフトの両社は、医療における重大な問題の解決を目指し、医療へのアクセスという、何百万人もの米国人が直面する大規模な問題に取り組んでいる。
さらにウーバーは、すでに医療補助サービスにも進出している。2021年にスクリプトドロップとの画期的なパートナーシップを発表し、何百万人もの米国人に向けて、処方薬の手軽な配送方法を提供しようとしている。
この取り組みのプレスリリースには、次のように説明されている。「これは、柔軟で拡張性に富んだ配送ソリューションを構築するという(ウーバーの)継続的な取り組みの一環だ。さらに重要なのは、より多くの顧客が、玄関先まで直接届く処方薬の恩恵を受けられるようになることだ」