6. 「とりあえず待って様子を見よう」
忍耐力は美徳で、生活に欠かせないスキルだ。しかし、キャリアの成長に関する既定の解決策が待って状況をうかがうことであれば、あなたは妥協し、自分が実現できるキャリアについて積極的・臨機応変に考えていない可能性が高い。
7. 「私なんか採用されないのでは?」
職務明細書を読むときに、その役割に求められているスキルや専門性の大部分を持っているのにこうした質問を自問しているようであれば、競争が始まる前から自分を失格にしている。こうした行動を重ねれば選択肢は減り、求める方法でキャリアの成長を達成するための課題ややる気、インスピレーションが得られないような、それほど悪くないまともな仕事が残るだけだ。
8. 「仕事では自分らしくなれない」
仕事で自分らしくなれなければ、質の高い仕事の提供に加え、自分ではない人物を演じる必要がある。これは2つの仕事を持っていることと同じなので、圧倒されかねない。あなたが隠さなければならないと思っている特徴を評価してくれる企業はあるため、このような行動は最終的には妥協になる。
9. 「いつかもっと良い仕事が見つかるかもしれない」
たとえ不満を抱え、働き過ぎ、現在の仕事に消耗していた場合でも、より良いキャリアや生活について妄想する方が、キャリアや生活向上のための計画を実行するよりも慰めになる場合がある。より好条件の転職先探しを常に先延ばしにしていたら、そのうち自分はその状況から抜け出せないと思い始めるだろう。しかし、実際は妥協しているだけだ。
キャリアで妥協をやめる方法
妥協は人が進んで選ぶことではなく、恐怖心によるものである場合が多い。失敗や十分な能力がないこと、拒絶などに対する恐怖から、妥協が最も安全な選択肢のように感じられるのだ。
キャリアで妥協をやめたければ、まずはどのような恐怖が障壁になっているかを見定め、その後はキャリアで体験したいことを追求する許可を自分に与えること。現状を打破し、自分や他者への言い訳をやめる意志が必要だ。
自分には達成できないと思っていた目標を既に達成した人を周囲に集めることが役に立つことさえあるかもしれない。まずは、キャリアの向上は可能であることを確信し、それからその実現に必要な小さなステップを踏むこと。