これは、現地の人々が、インターネットが停止しても利用可能なアプリを求めているからだと考えられる。
アプリ分析会社Apptopiaのバイスプレジデントのアダム・ブラッカーは2月25日のツイートで、「チャートの上位に急浮上しているアプリは、トランシーバー型のアプリやVoIPアプリ、オフラインのナビゲーションアプリ、VPNアプリなどだ」と述べた。人気の通信アプリのうちのいくつかは、Bluetoothを使ったオフライン通信を可能にしており、一般的にはハリケーンや地震などの災害時に利用が急増する。
通信アプリの「Bridgefy」は、インターネット接続に頼らず、Bluetoothを用いたメッシュネットワーク経由で、メッセージの送受信を可能にするもので、当局による妨害を避けられる。このアプリは、香港の民主化デモの際に利用されたことで注目を集め、1対1のメッセージだけでなく、エリア内に居るすべての人に向けたブロードキャスト機能も備えている。
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ウクライナではすでに複数の兵士や民間人が殺害され、一部の都市では停電も発生している。ダウンロードが急増したアプリの中には、航空機を追跡するものも含まれており、これは恐らくロシア軍の攻撃機を追跡するという、成功しそうにない試みのためのものと考えられる。
一方で、ダウンロード数が減っているアプリとしては、ゲームやフェイスブックなどのSNSアプリ、TikTokなどのエンタメ系アプリ、出会い系のアプリなどが挙げられる。