「ゼロからの起業」を目指す人に贈る4つのアドバイス

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ビジネスをゼロから立ち上げるのは容易ではないが、得られるものは非常に大きい。起業しようという意欲と、やり抜こうという粘り強さがあれば、成功への一歩を踏み出したも同然だ。

今回は、ウェルス・マネジメント(資産運用)企業ブロックインベスターズ(Block Investors)の創業者で最高経営責任者(CEO)のアドリアナ・コリンズ(Adriana Collins)に話を聞いた。同社のチームは、少数派コミュニティを対象に、事業資金やビジネスチャンスだけでなく、金融や会計の知識を提供している。コリンズは、ゼロからビジネスを構築した際の自らの経験と、そこから得た教訓を明かしてくれた。

メンターを持つ


「メンターを持つこと」は、ビジネスで成功する助けになる可能性がある。助言をくれたり、導いてくれたりする、信頼できるアドバイザーを得られるからだ。大事なのは、自分が起業しようとしている分野で経験を積んだメンターを見つけることだ。そうすれば、内部事情に通じた具体的なアドバイスが得られるだろう。

コリンズは、メンターがいたおかげで、独力で挑むよりも起業がはるかにラクになったと考えている。「メンターは、私を導き、支えてくれたほか、起業するうえでの基本や目標設定の方法、財務見通しの立て方を教えてくれた」

起業家向けの手軽なリソースを活用する


オンライン上には、起業家が無料か低料金で活用できるリソースがあふれている。小規模事業主を支援するSCOREや米中小企業庁(SBA)などの団体は、起業に役立つ知識やメンタープログラムを提供している。オンライン学習プラットフォームのユーデミーやコーセラでは、認定コースやスキル習得コースを低料金で受講できる。

そうした正式なかたちで学べる方法以外で、お金をかけずに学ぶのなら、本を読むのがいちばんかもしれない。「調べたり、本や記事を読んだりすることに多くの時間をかけよう」とコリンズはアドバイスする。そうやって学んだら、次はそれを活かして行動する番だ。
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翻訳=遠藤康子/ガリレオ

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