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2022.02.24 15:00

Spotifyが書籍系コンテンツ「ブックキャスト」を立ち上げ

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スポティファイは2月23日、「ブックキャスト」と呼ばれるコンテンツをデビューさせた。

この番組は、カントリー歌手のドリー・パートンとベストセラー作家のジェイムズ・パタースンの共著である小説「Run, Rose, Run」のオーディオブックの抜粋と、パートンのオリジナルサウンドトラックを収録したもので、ジョン・ローガンのポッドキャストで批判を浴びた同社は、それ以降で初めての新たなカテゴリの音声コンテンツの配信に乗り出した。

パートンとパタースンの本の要素とサウンドトラックを組み合わせた最初の2つのエピソードは23日から配信中で、その後の10エピソードは後日追加される予定という。

スポティファイによるとパートンは、小説「Run, Rose, Run」のサウンドトラックを3月4日にリリース予定で、書籍は3月7日に残りの6つのエピソードの配信開始と同時に発売されるという。

パートンは声明の中で、「音楽に専念することで最高の貢献ができる」と述べ、パタースンは「リスナーの皆さんに、新しいエクスペリエンスを提供できることに感謝している」と述べている。全12話は、スポティファイで独占配信される。

フォーブスは、2021年のパートンの年収を3億5000万ドル(約400億円)と試算している。

スポティファイは1月、ニール・ヤングが、ジョー・ローガンが自身のポッドキャストでワクチンに関する誤った情報を広めたことに抗議し、楽曲を取り下げたことで論争に巻き込まれた。その後、ジョニ・ミッチェルなどの複数のミュージシャンが楽曲を取り下げた。

ローガンはその後、番組内での一部のコメントについて謝罪し、スポティファイはローガンの番組の110以上のエピソードを削除し、警告を追加した。スポティファイは、2020年にローガンの番組の独占配信権を獲得するために、少なくとも2億ドルを支払ったと報じられている。

スポティファイは昨年、オーディオブック配信会社の「Findaway」を買収し、音楽以外のコンテンツを強化する姿勢を見せていた。同社の広報担当者はフォーブスに対し、今回のブックキャストの契約額については公表しないと述べた。

編集=上田裕資

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