建ロボテック
調達額:2億7000万円
調達先:リアルテックジャパン(リード) / いよぎんキャピタル / モバイル・インターネットキャピタル / 中銀リース
備考:シリーズAラウンド / 他、エンジェル投資家3名を含む
協働型鉄筋結束ロボット「トモロボ」の開発提供を行っているスタートアップ。
「トモロボ」は、建設現場の生産性向上と作業者の負担軽減を目的とした、市販の手持ち電動工具をセットするだけで鉄筋工事における単純作業である結束作業を自動化できる協働ロボットである。
現状の建設工業業界では高度な技術を要する作業と単純な作業を同じ職人がこなしており、作業の難易度にかかわらずすべての作業が均一化されて単純に作業は量として評価されている。
社会的に建設現場での仕事が単純に量をこなす仕事であると勘違いされており、それが金銭的、また社会的に評価が低い要因になっていると考えられている。
そのため同社では単純な作業から職人を開放し、より高度な作業に職人が注力できるように同サービスを始めとする建設現場省力化ソリューションの提供を行っている。「トモロボ」の他にも光速鉄筋施工のためのソリューションサービスである「速鉄」の提供も行っている。
2022年2月には、リアルテックジャパンをリード投資家とし、モバイル・インターネットキャピタル、いよぎんキャピタル、中銀リース、他エンジェル投資家3名から、シリーズAラウンドの第三者割当増資により総額2億7000万円の資金調達を実施。
この調達を通し、鉄筋結束作業領域以外のロボットの新規開発・製造を加速させていく予定だ。