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衛星インターネット「スターリンク」、顧客数25万人突破か

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Getty Images

イーロン・マスクは2月15日、「25万台以上のスターリンクのユーザーターミナル」という一文をツイートした。

マスクは具体的な説明をしていないが、このツイートは、スペースXが2020年に立ち上げた衛星インターネットサービス「スターリンク」の利用者が、25万人を超えたことを意味しているものと受け取れる。

仮に25万人がスターリンクの端末を利用しているとすると、利用料が月額100ドルであることから考えて、同社の収益は月に2500万ドルに達することになる。つまり、同社は年間で少なくとも3億ドルの収益を得ていることになる。

もちろん、25万台という数字が、現在利用されている端末数ではなく、これまでに製造されたハードの台数を意味している可能性もあるが、スペースXは、先週40基のスターリンク衛星を失った後、現在2000基近くの衛星を軌道に乗せている。

打ち上げにかかるハードコストは1500万ドル程度であり、1回の打ち上げで50基の衛星を打ち上げると仮定すると、1基あたりの打ち上げコストは約30万ドルとなる。

つまり、既存の2000基の衛星コンステレーションの構築にかかったコストは6億ドルと試算でき、スペースXは、現状のペースで行けば2年でそのコストを回収できることになる。

もちろん、衛星インターネットの運営には、地上局やR&D費用など他にも多くのコストがかかるため、月額100ドルのすべてが打ち上げ費用に充当されるわけではない。しかし、ここで実際のビジネスが動いていることは明らかであり、顧客が増えればコストの回収スピードも早くなる。

さらに、スペースXは2月2日、企業向けにより高速で広帯域のサービスの「スターリンク・プレミアム」を発表しており、これはさらに多くの収益をもたらすことになる。プレミアム版は今年の第2四半期に開始され、料金は月額500ドルになるという。

同社が先週失った40基の衛星は、打ち上げ直後に低軌道で発生した地磁気嵐の犠牲となったが、これは太陽嵐で地球の大気が暖められて膨張し、抗力が発生して衛星の速度が低下して軌道から離脱したためだった。このようなトラブルは、より高い軌道に衛星を送り込むことで解決できるとされている。

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翻訳=上田裕資

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