ライフスタイル

2022.02.19 16:00

ラグジュアリースポーツウォッチの躍進




PATEK PHILIPPE 5905/1A
実用的な機能を備えた美しきラグスポ


フライバック・クロノグラフとパテックフィリップが開発し特許を取得している年次カレンダーという、使いやすく実用的な2つのコンプリケーション機能が組み合わさったモデルである。「5905」モデルは、これまでにプラチナ、ローズゴールドケースが発表されているのだが、ブレスレットを装着したステンレススティール仕様は初めて。

ソレイユダイヤルには、エレガントなオリーブグリーンを採用。センターのクロノグラフ秒針、6時位置の60分計、年次カレンダー表示を瞬時に読み取れるように、曜日、日付、月表示が円弧状に配置されている。

ケース素材|ステンレススティール
ケース径|42mm
ムーブメント|自動巻き Cal.CH28-520 QA 24H
価格|6798000円
問い合わせ|パテックフィリップ ジャパン インフォメーションセンター 03-3255-8109



AUDEMARS PIGUET Royal Oak Offshore Selfwinding Chronograph
新サイズで登場したフライバック式クロノ


ロイヤルオークをよりダイナミックに、そしてスポーティにしたロイヤルオークオフショアモデル。今年は新型フライバック式クロノグラフCal.4401を搭載した新作が登場。それに伴ってインダイヤルが縦の3つ目から横の3つ目へと変更。44mmと42mmだけだったケースサイズは43mmとなった。デイト表示も丸形からほかのクロノグラフモデル同様角型へと変更。4時位置へとシフトしている。

そして、何よりもワンタッチでストラップ交換ができるインタチェンジャブルストラップを採用。長年研究してきただけに、その使いやすさは折り紙付きである。

ケース素材|ステンレススティール
ケース径|43mm
ムーブメント|自動巻き Cal.4401
価格|4455000円
問い合わせ|オーデマ ピゲ ジャパン 03-6830-0000



BREGUET Marine Chronograph 5527
チタンケースを採用した新しい“マリーン”モデル


創業者アブライアンルイ・ブレゲが1815年にフランス国王から王国海軍時計師の称号を授けられたことから着想し、1990年に生まれた「マリーン」コレクション。今年は潮や腐食に強いチタンケースを採用した、新しい「マリーンクロノグラフ」が登場。ダイヤルはアイコンである波模様のギョーシェ装飾ではなく、シンプルで深みのあるマリンブルーのサンバースト仕上げを採用。

ムーブメントは、昨年のモデルに続き自動巻きCal.582QAを搭載。フライバック機能を備えたクロノグラフは、3時と6時位置に30分積算計、12時間積算計を配置。センター針のカウンターウエイトに国際海洋信号旗“BRAVO”をかたどった“B”マークをデザインしたものである。

ケース素材|チタン
ケース径|42.3mm
ムーブメント|自動巻き Cal.582QA
価格|2871000円
問い合わせ|ブレゲブティック銀座 03-6254-7211



PANERAI Luminor Marina Carbotech Blu Notte
カーボテックが形成する独特で個性的な模様


画期的な発光物質ルミノール、特許をもつリュウズプロテクターなど、ブランドの象徴的な要素が特徴でもある「ルミノール」。この新作のポイントは、カーボテックケースだ。この素材は腐食を含む外部からの影響に対して、より大きな耐性を発揮することで知られている。これを作成するために、カーボンファイバーシートを繊維の向きが交互になるよう重ね、制御された高圧温度下で圧着し、最後に先端ポリマーPEEKで固めているのだ。

それによって表面がマットなカーボテックプレートが製造され、ルミノールマリーナケースを形成する際に、同じものがない固有の筋目模様ができるのだ。イタリア語でブルーと名付けられたダイヤル色とのコンビが美しい。

ケース素材|カーボテック
ケース径|44mm
ムーブメント|自動巻き Cal.P9010
価格|1683000円
問い合わせ|パネライ 0120-18-7110
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text by Ryoji Fukutome

この記事は 「Forbes JAPAN No.089 2022年1月号(2021/11/25発売)」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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