Glanceは、グーグルに加え、ピーター・ティールのミスリル・キャピタル(Mithril Capital)などの支援を受けており、アルゴリズムを用いてスマートフォンのロック画面にパーソナライズされたニュースやゲーム、ライブビデオなどを配信している。
同社のウェブサイトによると、Glanceの機能を搭載したスマートフォンは世界で4億台以上販売されている。Glanceは、設立からわずか1年半余りの2020年12月にユニコーンの地位を獲得し、現在の評価額は18億ドルに達している。
ジオ・プラットフォームズの取締役で、インドの富豪ムケシュ・アンバニの息子のアケシュ・アンバニは声明の中で、「Glanceは、世界の複数の市場に拡大し、数百万人の当社のプラットフォームの顧客にエクスペリエンスを提供する」と述べている。
ジオ社からの出資を受けたGlanceは、米国、ブラジル、メキシコ、ロシアなどのアジア圏以外に事業を拡大し、スマホのロック画面上で世界最大のコンテンツとコマースのエコシステムを構築することを目指していく。
リライアンス社は、テクノロジー分野への投資を多様化しており、先日はシリコンバレーに拠点を置くディープテック企業「Two Platforms」の株式25%(1500万ドル相当)を取得して、メタバースに進出する計画を発表した。
Glanceの創業者のNaveen Tewariは、ハーバード・ビジネス・スクールの卒業生で、シリコンバレーのVCであるCharles River VenturesやMcKinsey & Companyを経て、2011年にインド初のユニコーン企業となったInMobiを2008年に共同創業していた。
Glanceは、2019年11月に動画共有アプリ「Roposo」を、2021年6月にはECアプリ「Shop101」を買収し、ロック画面上のプラットフォームにクリエイター主導のコマースを統合している。