「勢い」に乗ってキャリアを前進させる3つの方法

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「勢い」とは、何かを継続させたり、時間の経過とともに力強さや速度を向上させたりする力のことだ。ニュートンが提唱した「動く物体は動き続け、静止する物体は止まり続ける」という運動の第1法則にも関連している。

ビジネスの場面では、勢いに乗って守備一貫した行動をとることで、進歩につなげることができる。小さな成果を積み重ねれば、その連勝状態を維持し、発展させやすくなる。しかし行動を怠ると、そうした動きや流れの間隔は得られない。勢いがないと、キャリアが停滞する恐れがある。

以下に、自分のキャリアで勢いを生み出し持続する3つの方法を紹介する。

1. 好奇心を持ち続ける


好奇心の強い人は、受容力があり、オープンな姿勢を持っているため、自分の知識を広げる方法を積極的に模索し、生涯学び続けることが多い。

新しいアイデアや経験、可能性、新しい人との交流や新たな学びの機会にオープンであり、時代遅れだったり視野が狭かったりする考えを捨てて、その代わりに自分磨きや新たに得た知識のための余裕をつくり、キャリアの勢いを生み出すことができる。そのオープンさ、つまり好奇心が、成長に拍車をかけるのだ。

2. 「フロー状態」を作る


あなたは「ゾーン状態」を経験したことはあるだろうか? 何かに夢中になって完全に没頭し、時間がゆっくりと流れ、意識の高まりを感じる状態のことだ。ポジティブ心理学者のミハイ・チクセントミハイはこの感覚を「フロー状態」と呼んだ。

フロー状態にある時は、同時に勢いを苦もなく生み出している。自分がフロー状態になれるものは何かに注意を払い、それを頻繁に実行しよう。それは、物理的なものかもしれないし、頭を使うチャレンジ、あるいはクリエイティブな取り組みかもしれない。

チクセントミハイは「人の人生最良の瞬間は、(中略)困難で価値のある何かを成し遂げようとして、自主的な努力により身体あるいは精神を限界まで押し広げた時に訪れる」と語っている。
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編集=遠藤宗生

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