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2022.02.14

ビットコインは長期的に15万ドルに上昇、JPモルガン予測

OsakaWayne Studios / Getty Images


2016年から2017年の成長サイクルにおいて、ビットコインの価格は底値からピークまで約52倍に上昇していた。これに対し、2020年から2021年の成長サイクルにおける上昇率は、約18倍だったという。

JPモルガンのアナリストは、ビットコインの公正価値が現在の価格よりも低いと指摘しながらも、今後の見通しについて、昨年5月の大暴落の時よりも強気に感じているという。しかし、「以前よりもさらに長期的視野から投資を行うことが求められ、直近では資金流入が減少傾向にあることが懸念されるポイントだ」と指摘している。

CoinSharesのデータによると、ビットコインや暗号通貨の投資ファンドでは、機関投資家が利益確定を行いポジションを縮小した結果、1月には大量の資金が流出したという。しかし、2月に入ると再び投資家が戻り、1週間あたり約7100万ドルがビットコインに特化したファンドに流入し、12月初旬以来で最大の額を記録した。

昨年10月には、米国初のビットコインETFが誕生し、大きな注目を集めたが、その勢いは長続きしなかった。ビットコイン先物ETFの「ProShares Bitcoin Strategy ETF(BITO)」の初日の売買は10億ドルを突破したが、資金流入のペースはすぐに減速した。

編集=上田裕資

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