ビジネス

2022.02.09 18:00

【CFO・財務視点ランキング】長期視点の財務手法を評価

健全な財務は長期投資に不可欠。サステナビリティの取り組みと経営を両立させうる、長期視点の財務手法を評価した。


このランキングはCFOの「資金調達と投資」のバランスを見るもので、いわば借り方と使い方のうまさを計測したものである。投資家はESGスコアを見ているため、低い資本コストで調達するにはサステナビリティを説明しなければならない。また、「人と技術」への投資など、本質的で時間軸の長い最適な財務を構築できているかを評価軸にしている。「持続可能投資比率」「CFO報酬」「EBITDA/支払利息比率」「債務金利」「税率」「労働分配率」「役員報酬」などの指標からスコアリングを行った。

本ランキングは、東証一部上場の全2189社を対象とした。算出に使用したのは財務データと、非財務データ、ESG/SDGsのグローバル指標を加えている。例えば、CO2排出量、エネルギー消費量、女性従業員・役員の比率、労災事故検出、残業、従業員満足度、労働分配率、廃棄物排出量、水消費量、研究開発費、取締役の任期、取締役の出席率など多岐にわたる。さらにForbes JAPANオリジナルの発言一貫度などのスコアも加味した。スコアは偏差値処理したものであり、時価総額は2021年8月末時点。

CFO・財務視点ランキング


左から、順位・業種・企業名・スコア・時価総額順位。

analyzed by Sustainable Lab Inc. | illustration by Michele Marconi

この記事は 「Forbes JAPAN No.087 2021年11月号(2021/9/25発売)」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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