過去7年間の「原因と成果」を分析。SDGs／ESG要素である人件費、女性管理職比率、売上高あたりのCO2排出量が、営業利益率、資産回転率、PBR（株価純資産倍率）をどう変えたか、「因果のルート」を捉えた。SDGs／ESG要素は儲からないと思われがちだが、実際は株価をよくする因果関係にあった。この過去データから、未来に起こりうる業績の成長度合いを計測したのがこのランキングである。つまり、非財務の数字を将来的に株価などに反映できるかを見たものである。
このランキングは、東証一部上場の全2189社を対象とした。算出に使用したのは財務データと、非財務データ、ESG／SDGsのグローバル指標を加えている。例えば、CO2排出量、エネルギー消費量、女性従業員・役員の比率、労災事故検出、残業、従業員満足度、労働分配率、廃棄物排出量、水消費量、研究開発費、取締役の任期、取締役の出席率など多岐にわたる。さらにForbes JAPANオリジナルの発言一貫度などのスコアも加味した。スコアは偏差値処理したものであり、時価総額は2021年8月末時点。
ポテンシャルランキング
左から、順位・業種・企業名・スコア・時価総額順位。
